日曜日父のところに毎週行っていますが、
今回はひどい猫アレルギーが出て、エライ目に遭いました。

実家には猫がたくさんいます。
私は、生まれた時から、身近に猫や犬や鳥など動物がたくさんいましたから、
それらがアレルギーの原因だなんて思っても見ませんでした。

毎週行ってるのに、なんで今回だけ、こんなひどいことに？の訳は・・・

実家は銭湯なのですが、猫好きのため、実は猫がお店番をしています。
で、猫好きのお客さんも多いのですが、捨て猫も多いんです。
今、いる子達はみんな捨て猫です。
もともと代々飼ってた猫は２４年前に途絶えてしまいました。
その子と重複して飼ってた、、と言うか、入り込んできた、、、
と言うか、乗っ取られた？『ミーコ』から野良猫や捨て猫を
飼うようになりました。

駐車場に箱があったら、中身は猫です。
「ここなら飼ってくれるだろう」と思うのでしょうか？
何度も捨てられて、へその緒も付いたような子猫を
妹たちは何度も保護して、育て、張り紙をして貰い手を探し
残った猫を飼っています。
残る子は、たいてい黒猫か体の弱い子です。

今いる子も、目の悪い「たいが」と
鼻の悪い「ハナ」とアレルギー持ちのニャンタなど
お金と世話のかかる子ばかり…。
それでも、最後まで面倒を見ています。

こないだから、ずっと飼ってた子達が天寿を全うして
永眠して行っています。

そして、不思議なことに誰かいなくなると、新しい子がやてきます。
なので数は減らないのです。

父が倒れたあとも「くろ」がいなくなって「コムギ」が
「パトラ」がいなくなって「胡桃」が絶妙のタイミングで
やってきたのです。

それも、「コムギ」はものすごく変な模様で顔もブサイクなので
貰い手がないだろうと、すぐに自宅で飼うのを決めたようです。
「コムギ」はとても甘えん坊で、人懐っこくてお転婆なので
可愛いです。
母性本能が強くて面倒見のいい「ハナ」が育てています。
父さんの膝に抱かれておとなしくしています。
最初は噛んだり。爪を立てたりするので傷だらけになっていましたが
「ハナ」の教育がよくて大分賢くなってきました。

「胡桃」はこの間亡くなった「パトラ」にソックリで、
「パトラ」の生まれ変わりのようなタイミングでやってきました。
この子とコムギは少し野良ちゃんをしてたので非常にお行儀が悪いです。
父が倒れてから、買ったソファーは猫の寝場所と爪とぎになり
半年で見るも無残にボロボロです。
昼間、猫たちの住む２階は父しかいないので怒る人がいないせいです。

コムギも胡桃も２ヶ月くらいで捨てられたのでしょうか？
猫は大体５匹くらい産みますから、１匹だけでウロウロしてたのは
なぜでしょうか？
親兄弟とはぐれたのでしょうか？

実は家の中できちんと飼ってる７匹とは別に、
外にもファミリーで住み着いてる猫たちがいます。
野良が長い猫は、保護してやりたくても捕まらないそうで、
諦めたそうです。
ブラオとグキオとあとグキオの子供が４匹います。
ママと子猫の１匹は毒を食べて死んでしまったそうです。
見つけて、獣医に連れて行ったときは手遅れだったそうです。
野良は美味しいキャットフードをやっていても、他で見つけた餌を
食べてしまうのですね…。

その子達にご飯をあげてると、コムギは混じって食べに来たそうです。
で、捕まらない野良ちゃんたちと違い、人懐っこいコムギはすぐに捕まり
保護されて、今は父さんの相手をしてるわけです。

胡桃は、その野良ちゃんたちを遠巻きに見ていたそうです。
小麦は野良ちゃんの子猫たちと同じくらいなのですが、
胡桃はもう少し小さいので、「ご飯が欲しいけど、、コワイし…。」と
野良ちゃんたちのご飯を遠巻きに見ていたので、捕まえようとしたけど
中々難しく、ゲージを仕掛けて捕まえたそうです。
目を怪我していて、保護してすぐに洗ってやり、
獣医さんに連れて行ったようです。

「パトラ」よく似たこの子はパトラの別名「もも」ちゃんから
「胡桃」と書いて「こもも」と呼ぼうか？と言っていましたが
獣医さんに見せたら、なんと男の子だったので、
そのまま「くるみ」と呼ぶことにしたようです。

で、この「くるみ」が私はダメなようです～！（T－T）
猫も個体差があって、猫アレルギーの私でも大丈夫な子もいれば、
可愛がりたいのに、触るとじんましんが出る子もいます。

「ハナ」は甘えん坊で寄ってくるのですが、この子は触るとダメです。
目がかゆくなり、鼻はムズムズし、手も痒くなります。
なので、触ったらすぐに洗面所です。

「胡桃」は、まだ行儀が悪いので他の子が食事中とりに行くので
抱いてなでていたんですね～。
それがいけなかったようです。
もう、鼻水が止まらなくなり、くしゃみ連発ですごい鼻声になり
鼻が詰まってるので、喉もおかしくなり、涙が止まらなくなり、
顔は痒いし、猫アレルギー爆発状態！

風邪かとも思いましたが、帰ったら症状も落ち着き、翌日は治まったので
やっぱり、猫アレルギーだったようです。

この小さくて愛おしいものを思い切り愛でることができないのは
残念ですが、一週間の間にも少しずつ大きくなり賢くなっていく
この子達に会うのも楽しみです。

間には、この子達が父の癒しになってくれていることでしょう。

猫にとっては何が一番幸せなのか？わかりません。
捨てられることで、幸せになる子もいるでしょうが、
やっぱり野良になり、過酷な生活を強いられ、性格もひねくれ
怪我をしたり、病気になったり、事故にあったりして
命を落としていく猫も多いことでしょう。

今、野良犬がいなくなった反面、昔飼われていたような
雑種の犬はほとんど見なくなりました。

猫も今は色々うるさくて、家の中だけで飼うのが主流になってきていますね。
そうなると、だんだん昔から日本にいたような猫はいなくなってしまうかもしれません。

動物たちにとって、何が本当に幸せなのかはわかりません。
けれど、人間の勝手で不幸な目に遭う子達がなくなると
いいなと思います。