六兆年でパロってみた?
- カテゴリ:自作小説
- 2014/10/29 21:54:11
六兆年パロです!
今回は
アキラっちょとタツキっくです!
想像まみれのbaddend
*名もない忌み子*
僕の住んでいた町には名前がなかった。
そんな町で起こったぼくたち以外誰も知らないおとぎ話。
僕は産まれた時から、やれ忌み子だ。鬼の子だ。となにもしていないのに辛く、苦しい罰を受けた。
悲しいことなんて何一つないのにどうしてか、涙が止まらなかった。
毎日毎日、夕日のなかで一人、涙を流すんだ。
僕は知らなかった。
怒られたあとの優しさも、心の雨が上がったあとの人のぬくもりも・・・。
ただ、本当の本当に寒いんだ。
僕はどうして死なないの・・・?
夢の一つも見ることができないのに。
誰も知らないこのおとぎ話は夕焼けの赤色に吸い込まれてきえてった。
*アキラ*
息を数かのような数の暴力とさけすんだ目でみられる毎日だったはずなのに、君は何事もなかったかのようにそこに立ってた。
「なぁ、俺アキラ。
神生アキラ。
お前は?」
話したらダメだと言う親の言いつけをやぶって俺は彼に話しかけた。
「ごめんね・・・
名前も話すことも許されてないんだ・・・・。」
そうこたえた 彼に俺は「榊原タツキ」という名前をつけた。
*タツキ*
僕の居場所はどこにもないのに、アキラっちょは毎日僕の手を引いて帰ってくれる。
彼がもう子供じゃないことも、慣れない他人のぬくもりはただ本当に本当のことなんだ。
アキラはどうしてやめないの?
僕にかかわってると殺されちゃうのに。
雨上がりに僕と彼の二人は夕焼けのなかを歩いていた。
*アキラ*
日が暮れて夜が明けて、あそび疲れて捕まって。
こんな世界俺ら以外みんな、みんないなくなればいいのにな。
*タツキ*
聞いたこともない声が聞こえてさ。
僕と彼は屋上にかけあがった。
これからのことも、 君の子とも僕はしらない。
けれどここれでいいって話し合った。
思い出せない声はもうきにしない。
君に言いたいことがある。
「ねぇ。アキラっちょ!」
「ん・・・?」
「アキラくんにあえて幸せでした。
今までありがとう」
さようならと
言うとぼくはゆうやけにとびこんだ。