Nicotto Town


ヤツフサの妄想


生体兵器アトミックジョーズ



邦題:生体兵器アトミックジョーズ
原題:BLUE DEMON
ジャンル:海洋パニック
映像時間:89分
制作国:アメリカ合衆国
制作年:2004年
言語:英語
字幕:日本語
日本語吹き替え:なし
発売元:タキコーポレーション(現:オデッサエンターテイメント)
販売元:ファインディスクコーポレーション
現状:廃盤

推定制作費用:65万ドル(約6830万円)
ヤツフサ購入価格:税込み143円(新品)←マジ

ヤツフサ度
脚本: ★ ☆ ☆
俳優: ★ ★ ☆
演出: ★ ★ ☆
音楽: ★ ★ ☆
覇気: ★ ☆ ☆
結末: ★ ★ ★
お馬鹿:★ ★ ☆
お色気:★ ☆ ☆ (サメ映画なのに水着少なめ)
恐怖度:☆ ☆ ☆
お笑い:★ ★ ☆


http://www.amazon.co.jp/アトミックジョーズ-DVD-デディー・ファイファー/dp/B0009F2HWU


<ストーリー> パッケージ裏のもの

政府機関の海洋研究所で人工的遺伝子操作による「ホオジロザメ」を使い生体兵器の
研究「ブルー・デーモン・プロジェクト」が進められていた。プロジェクトが成功す
れば最強の軍隊とアメリカの絶対的治安を得ることができる。
ところが、研究所の立ち入り禁止区域に一般者が入りこみホオジロザメの犠牲になって
しまう。この事件をきっかけに「プロジェクト」の存続が危ぶまれる危ぶまれるように
なる。さらに数匹のサメが研究所施設から逃げ出している事が判明する。“生体兵器”
開発という軍の軍の極秘事項が公になる事ーことを恐れた軍部は人を襲い始めたサメに
たいして、あくまでも普通のサメとしての対応しか取ろうとしなかった。人々は暴走
するサメの被害をとめることができるのだろうか。
SFXスーパーバイザーに「オデッセイ」シリーズ、「ディープコア」シリーズ等、
数々のヒット作品を担当したスティーブン・ブラシニを起用。兵器と鮫の融合という
全く新しい鮫の恐怖をVFXを駆使して描く。


考察

143円で超投売りされてたアメリカのVシネマ(オリジナルビデオ)です。

パッケージの裏で紹介されている“スティーブン・ブラシニ”さんと言うのをはじめて

聞きましたので、ググって見たけどこの映画しかヒットしない上、「オデッセイ」

シリーズってなに? と言うくらい聞いたことがない作品に携わり英語サイトの紹介

記事にも名前が出て居ませんでした。 Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

更にパッケージの絵の中で、何故か仰向けでプカプカ浮いている女性を、サメが襲い

掛る背景に、空母とかヘリコプターが描かれていて“生体兵器”っぽい演出がされて

居ますが、空母もヘリも出て来ません。 Σ(゚Д゚;;)ノ


スピルバーグ監督の1975年制作、本家ジョーズの制作費が7百万ドル、1999年

制作のディープブルーで6千万ドルと考えると、2004年のサメ映画で65万ドルと

言う事自体が技術の向上でCGの価格が下ったとは言え凄く低予算です。

B級と言っても段階があって、低予算劇場公開映画>テレビ番組>オリジナルビデオと

と言う具合に予算が少ないのですけど、アトミックジョーズは一番下のクラス。



きっともの凄いつまらないから投売りされてるんだろうと言う事を期待して購入したの

ですが・・・

何じゃこりゃ! Σ(・ω・ノ)ノ

低予算でも怖さを演出しようとかそう言うの全部諦めてる!

良い意味でB級の王道です。

見ていてゲラゲラ笑えると言う物ではないですが、要所要所でギャグを入れてくる!

このパニック映画はいったい何処でパニックになるんだ!? Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

と言う状態で、違う意味で混乱します。

そしてB級のダラダラした感じはあるものの、キャラクターが全員個性的で、キメの

台詞も面白いし、サメのシーンは全部CGですけど綺麗でした。

さすがスティーブン・ブラシニさん!(って誰やねん)



物語は夜の波止場で始まります。

と言っても海は金網のフェンスで囲われており、“アクロ研究所”“立入り禁止”

書かれていて、ご丁寧にも“危険6000ボルト”と電気まで流している事が書かれ

ている所に、4人の女の子がなにやら相談をしている。 どうやら不良グループに

入りたかったら度胸試しをしろと言う相談のようだ。 (^_^;)今時そう言うのあり?

「あたいのパパは弁護士だから、警察に捕まっても大丈夫だぜ。」と言い方は少し

違うけど、大体こんなような80年代スケバンみたいな会話をして、1人の女の子に

海に入れと言って居る。

金網に電流が流れているのを心配しているが、グループのリーダー的女の子が、

「このフェンス実は電流流れてないんだよなぁ~」と何故か内部情報を知っている

様で、いきなりフェンスを大型のワイヤーカッターで切って中に入って侵入。

殆ど虐めみたいに度胸試しが始まるわけで、1人服を脱いで下着姿で埠頭の先の

ブイまで泳いでいこうとするのだが・・・

「海の中に何か居る!」 慌ててブイに登る虐められっ子。

「Nice Try」 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ ←ヒドス

とか言ってるうちに警察が来る。

少女たちはリーダーらしき女の子を置いてボートで逃げようとする。

すると1人が水中にズボッ!

「メル! どうしたの!」(ようやく1人名前が出た)

メルは何度か水中に没しながら、何とかブイのそばに来た。

「私の手に捕まって!」

きゃーと叫ぶブイの上の少女!

少女の叫ぶ口がアップになって!

ハンバーガーを食べる博士の大口シーンに早変わり! Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) 鮫は?



ここはアクロ研究所、コリンズ夫妻(離婚寸前)とバイト君1名の、計3名で鮫の

遺伝子の組換えを研究している所である。

あとオマケに身長がめちゃちっちゃい所長もいる。

そのちっちゃいおっさんが怒っている。

4年間も研究して成果が出ないばかりか、深夜に侵入した女の子が1名鮫に襲われて

行方不明になったのだ。

所長はこのままでは軍からの予算がカットされるので、軍上層部に鮫を見せて成果を

発表しろと言うのだが、6匹飼ってる鮫の内、利口なのは1匹のみ。

一応お預けは出来る様になったけど、まだまだ任務を為せるレベルではない。

そんな中、軍の視察を強行したのだが、何故かシステムがハッキングされ、さらに

フェンスの修理中も重なって、6匹の鮫が全部逃げてしまったのだ!


次々と襲われる人々(死者は最初の女の子入れて4人)、逃げ惑うビキニ(2人)

逃げ惑うワンピース(1人)あとウエットスーツ ヽ(゚ω゚=)ソレはだめだろ!

名も無い通りすがりの漁師にヤラレるアトミックジョーズと鮫を逃がした黒幕と

戦い、キメ台詞を鮫に向かっていう所長! 「寿司と言ってみろ!」

寝ている間に海上警察に殺処分される4匹の鮫と、残り1匹になった鮫を使って

一儲けしようと企んだバイト君! 「ポルシェを買う金が欲しかったのさ…」

カーチェイスはいすゞのトラック!

でも予算削減でフェンスの電流を切っていたのは所長だった! (´・ω・`)えー

手に汗握らないちょっと間延びしたアクション!

要らんところで入るギャグ!

気が付いたらいつの間にかやられている遺伝子操作されたサメ!

B級になれてくるとこんなのが楽しめてしまうという恐ろしい海洋パニック映画

でした。



間違って読んでしまった方は面白くなくても “いいね♪” を押して下さると本当に

心の凹みが少なくてすみますのでお願いします。




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