Nicotto Town



休みにピクシブにあげたモノ詰め 1

涙の結末 (カゲプロ)

僕の涙は無駄ですか?

僕が泣いたら迷惑ですか?

貴方が泣いていたからそばにいた、それですら迷惑ですか?

辛いことがあっても泣いてはいけないのですか?



苦しいときの笑顔は自分自身を蝕み、そして、壊す。

自分を壊せればどれだけ楽なのだろうか。
そんなことを考えなかった日はない。
部屋から出ないと心配されるから、能力を使って誤魔化した。
最低な人間のすることだ。
僕は嘘吐き。
嘘吐きは幸せになどなれない。
おおかみ少年は人間には戻れない。

あぁ、こんなことならはじめから存在しなければ良かった。
今すぐにでも消えてしまいたい。

「ねぇ修哉。
 ここから飛び降りたら、私が赤目の力をもらったら、みんな死んじゃわなくてすむのかな?」


そういって夕焼けの中に消えていった姉ちゃんの姿。

もし、あの時手が届いていたら。

もし、あの時僕が屋上にいなければ。

もし、僕らが姉ちゃんと出会わなければ。


もしもの選択肢はたくさんあった。
姉ちゃんはシンタロー君のこと好きなんでしょ?
嘘吐きな僕に最後の嘘を吐いたって何の意味もないんだよ?
姉ちゃんにも幸せになってもらわないとね。

僕は嘘吐き。
だからさ、最後まで嘘を吐き続けるよ。

「みんな、大嫌い。」


でもね、心の中ではこう唱えるんだ。

みんな大好き。
姉ちゃんが帰ってこれますように。
僕があっちの世界に行けますように。

みんなが幸せになれますようにってね。


涙を流しながら落ちていく黒は夜の闇に吸い込まれていった。


「・・・・・・また、何処かで」

黒の少年がいた場所には赤の少女が立っていた。

END


僕じゃダメですか・・・? (アルスでヤキモチ書いてみた)

「せーんぱいっ  
 何の話してるんですか?」
部室に行くと僕以外のメンバーはもうそろっててみんなで楽しそうに話していた。

「えっとねー、恋バナしてるの♪」

あぁ、僕の聞きたくない話だ。
でも、まだまだ続く4人の話に耳を傾けてはイライラして・・・。
イライラする理由も何となく分かってて、それでも気になっちゃって。

好きになるくらい許してください。



告白する勇気なんて。


持ち合わせてないんです。
でも、




好きになった気持ちは嘘じゃないんですからね!

ごめんなさい、先輩の恋は応援できません。
上手くいかないで。
最低なやつの考えること。
性格の悪い悪魔のような僕自身を応援しちゃうよ。

その日はその話が盛り上がりすぎて部活が全くできないまま終わった。

わわっ!
朝から先輩に会えるなんて幸せだなぁ・・・。
「先輩おはようございます!!
 寝癖・・・ついてますよ?」
恥ずかしいながらもいえた言葉に僕自身満足していた。
「ふぇっ?
 わっ!
 ほんとだっ!
 ありがとうね!
 でも、これ秘密にしててね?」
顔を赤くしながら言ってくる先輩。
その表情ずるいですよぉ!!

最近は毎日が楽しくて、先輩と話せるのが嬉しくて仕方なかった。
幸せだな・・・。
世界が弾んで見えた。

先輩の好きな人に好きな人がいたらいいのに・・・なんて願ってしまう僕。
いけないことですか?
そうですよね・・・。
分かってますよ。
独り言です。

嫌だよ、絶対!
ヤキモチが居てもがいても、楽になんかさせてくれないよ。
話したくって、学園中探して。
先輩を独り占めしちゃいたくて。

先輩は屋上に居た。
今、屋上には僕と先輩の二人きり。
「先輩、話があるんです・・・!
 今日の放課後、4時10分にここの屋上で」
心臓がバクバクうるさい。
全く、自分で言うのもあれだがうるさいのは顔だけにして欲しい。

先輩は顔をほんのり赤くしてうなずいた。

僕はそれを確認すると屋上から逃げるように出て行った。

もし、もしもだよ?
告白が上手くいって付き合えたなら、毎日今まで以上に笑わせて見せるから。
5分前のおまじない、先輩の笑顔をなんどもなんども思い浮かべる。


そして、4時10分。
僕は、屋上に現れた先輩に手を差し出した。

「僕じゃダメですか?」



END?

迷子 (アルス)

*タツキ*


あれ・・・?
ここさっきも来たような~・・・・
あっちかな?

あっれー?
またここだ!

なんでー・・・!

僕は自分の通う学園内で迷子になった。
・・・というか現在進行形で迷子です。

彼氏の・・・・・あ、分かんないか!
奏君の部屋に行くことになったんだけど、約束の時間まで30分くらい時間があったから、散歩してたんだよ。
そしたら、道に迷っちゃって~・・・。
生憎、携帯も圏外で繋がらないし・・・。
どうしようかな・・・・。
このまま暗くなっちゃうのかな・・・。
奏君、怒ってるかな・・・・?
早く奏君に会いたいな・・・。

どうしてかは分からない。
だけど、僕はいつの間にか大きな声で叫んでたんだ。


「奏君!!!!」

って。


*奏*

約束の時間になってもタツキ先輩が来ない。
そんなこと今まで一度もなかった。
だから、とても不安になった。
あんなに可愛い先輩のことだ。
誰かに連れて行かれたのかも とか色々考えてしまう。

一度そう考えてしまうといてもたってもいられなくなった俺は先輩が念のためにと持っているGPSの居場所を確認して部屋を飛び出した。

先輩は何故か学園内に或る森の中に居た。
徐々に先輩との距離が短くなっていく。
そんなとき声が聞こえたんだ。


「奏君!!!!」

って。
俺はその声に向かって走り出した。
そして、俺も負けじと叫ぶんだ。

「タツキ先輩!!!!」

って。
大好きで・・・大好きだけじゃあらわせないくらいに先輩のことが好きで好きで。
一分一秒でも早く、先輩に会いたくて。
早く抱き締めたくて。
早くキスしたくて。
早く愛してるって言いたくて。


声を走り続けると数分で先輩の後姿が見えた。
手を広げて後ろから先輩を抱き締める。
先輩は震えていた。

「そぉくん・・・こわかった・・・
 こわかったよぉ・・・
 おそとまっくらだし・・・・
 こんちゃんいないし・・・・」
涙を堪えて俺の胸に頭を預ける先輩。
「我慢しないで泣いていいんですよ?
 俺が先輩の涙を受け止めますから。
 ね・・・?」
そういって先輩の頭をなでると先輩は子供のようにわんわんと泣き出した。
「来てくれてありがとぉ・・・。」
先輩はボソッと小さな声で呟いた。
「いえ、全然構わないですよ。」
少し微笑んでいって見せると先輩は安心したのか涙を流すのをやめた。

疲れてしまったのだろう。
糸が切れたかのように先輩は俺の腕の中で眠っていた。
そんな先輩を部屋につれて帰るためにお姫様抱っこをする。
なんでお姫様抱っこなのかって?
おんぶだったら可愛い先輩の寝顔が見れないじゃないですか。

俺は大好きな先輩にこういうんだ。

「俺は先輩が泣いていたらどこであろうと助けに行きますよ?
 


 愛してますからね。」


腕の中で眠る先輩の頬にキスを一つ落とした。


END


2もすぐにあげます!w

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