少し昔のお話。
- カテゴリ:自作小説
- 2014/11/11 22:46:14
前にあげたんですが、いろいろあって上げ直しw
*ケント*
携帯に保存された写真を見る。
そこはタツキの写真でいっぱいだった。
コンちゃんよりも小さかった頃から、現在に至るまで。
愛らしいえがおを向けているものから、拗ねてそっぽを向いているものや、真っ赤な顔をしていたりさまざまだった。
俺にとってタツキは生徒であり、親戚のような関係であり、息子(娘)のようであり、大切な恋人だ。
昔のタツキをふと思い出す。
今以上に舌がまわってなかったなーと。
いまから、タツキと俺の昔話をしようか。
俺とタツキが初めて会ったのはよく晴れた秋の日だった。
今日は榊原家の跡取りにあわなくてはならなくなり、俺は榊原家のお屋敷を訪れていた。
「ケント君、久しぶりだね。
随分と立派になって。」
榊原の主人はやさしいこととで有名で俺も度々お世話になっていた。
「お久しぶりです。
いつもありがとうございます。」
お堅い挨拶だ。
俺じゃないみたい。
そんなくだらないことを考えていると榊原の主人が話始めた。
「こっちが息子のタツキだ。
タツキ、ご挨拶は?」
主人の視線の先には自分よりも大きなウサギのぬいぐるみを抱き抱えた、西洋人形のようにかわいらしい男の子がたっていた。
「さ、さかばぁ、たつきです・・・
よおしくおねがいします・・・!」
舌が回ってないことにさらに興奮してるとたつきくんが口を開いた。
おにいちゃん、おなまえ、なんていうんですか・・・?」
そう聞かれて自己紹介がまだだったことを思い出す。
「俺は、ケント。
くろうケント。
たつき君、よろしくね」
それから、週に一度は会うようになった。
おれ が榊原家に行くこともあれば、タツキが俺のマンションにくることもあった。
小学生になったとしから、タツキは俺のことを先生とよぶようになった。
中学に上がると勉強を教えるようになった。
中学3年のときに志望校を教えてもらえなくてがっかりしたが、クロノス学園の入学式の日、見慣れたタツキの姿があっておれがなきそうなほど喜んだのはきっと誰も知らない。
タツキが3年のときに入ってきたパクとタツキ、それから俺のクラスのアキラと奏にダンス部に誘われたことはとても嬉しかった。
これは、だれもしらない俺とタツキのおとぎ話。
頭を撫でてキスをして大好きだよと囁くと普段の3倍顔を赤くするのは俺だけの秘密。
END
とにかくごめんなさい。
あとと、過去勝手に作りました。
この二人はまじでできてるのでは?と不信感を持っちゃいます。(笑)
嬉しいけど(笑)
コメントください。飢えてます