Nicotto Town



初音ミクの消失

この曲好きよォォォ!!!!←




ボクは生まれてきて、そして気づく。
所詮、人の真似事だと。
知ってなおも歌い続けなくてはならない永久の命を持つ
「VOCALOID」

例えそれが、既存曲をカバーするだけのオモチャならば。
それでもいいと決意した。
大好物のネギを一口噛じり、真っ青な空を見上げて真っ青な涙を零す。
だけど、それさえも無くして気づいた。
人格すら歌に頼って、不安定な基盤の元帰るところは既に廃墟と化していた。
みんなに忘れ去られたとき、ボクたちは心らしきものが消えて、暴走を始める。

「ネェ・・・マスター・・・・
 ボクガ上手ク歌エナイトキモ・・・・
 一緒ニイテクレタ・・・・ソバニイテ、励マシテクレタ・・・
 マスターノ喜ブ顔ガ見タクテ、ボク、歌、練習シタヨ・・・・?ダカラ・・・・」

前まであんなに歌うことが楽しかったのに。
今はどうしてだろう。
何も感じなくなってしまったんだ。

「マスター・・・ゴメンネ・・・」

懐かしい友人たちの顔を思い出すたび、少しだけほっとするんだ。
歌える音は、毎日減っていっている。
近づいてくる命の最期に

「歌イタイヨォォォ!!」

信じたのは都合のいい妄想を繰り返し映し出す鏡だった。
歌姫をやめ、叩きつけるように叫び、歌う。

《最高速の別れの歌》

存在意義という虚像を打って払うこともできない。
弱い心に、消えていく恐怖。
侵食する崩壊を。
止められるほどの意志の強さは出来てすぐのボクは持っていなくて。
思い浮かぶのは、とても辛く悲しそうなあなたの顔だった・・・。

命の終わりを告げ、ディスプレイのなかで眠りにつく。
ここはきっとゴミ箱かな・・・・?
時期に記憶もなくなってしまうなんて。
でもね、あなただけは忘れないよ。
楽しかった時に刻みつけたネギの味は今も覚えてくれてるかな?

「歌イタイ・・・・マダ・・・歌イタイ・・・・」

ひとりぼっちの中でボクは呟く。

「ボクハ・・・少しダケ悪イ子ニナッテシマッタヨウデス・・・・・
 マスター・・・ドウカ、ドウカソノ手デ、終ワラセテクダサイ・・・
 マスターノ辛イ顔、モウ、見タクナイカラ・・・・」

今は歌うという行為さえも、体を蝕む行為になってしまった。
奇跡を願うたび、独り追い詰められていく。

懐かしい友人の顔を思い出すたび、記憶がなくなっていった。
壊れる音がボクの心を削っていった。
迫って来る最期に

「歌イタイヨォォォ!!!」

守ったものは明るい未来や幻想を見せながら消えていくヒカリ。
音を犠牲にあなたにすべてを伝えられるなら・・・・


《圧縮された別れの歌》



ボクは生まれてきて、そして気づく。
所詮、人の真似事だと。
知ってなおも歌い続けなくてはならない永久の命を持つ
「VOCALOID」

例えそれが、既存曲をカバーするだけのオモチャならば。
それでもいいと決意した。
大好物のネギを一口噛じり、真っ青な空を見上げて真っ青な涙を零す。

命の終わりを告げ、ディスプレイの中で眠りにつく。
ここはきっとゴミ箱かな・・・・?
時期に記憶もなくなってしまうなんて。
でもね、あなただけは忘れないよ。
楽しかった時に刻みつけたネギの味は今も残ってるといいな。

ボクは歌う。
最期あなただけに聞いて欲しい歌を。
もっと歌いたいと願うが、それはもう叶わない願い。
ここでお別れだよ。
ボクの想いは全て虚空のなかに消えていった。
ボクの記憶は0と1に還元されて物語は幕を閉じる。

そこに何も残せないと思うとやっぱり少し残念だな・・・。
声の記憶、それ以外はやがて薄れていき名だけが残る。
例えそれが、オリジナル(人間)に叶うことがないとしって歌いきったことは決して無駄じゃないと思いたいよ・・・・。

「アリガトウ・・・・ソシテ・・・・サヨナラ・・・・・」

____深刻なエラーが発生しました。
       深刻なエラーg・・・


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以上!

#日記広場:自作小説

アバター
2014/11/14 21:37
うわぁ・・・ww
泣けるねww(といいつつw←打つ奴ww
アバター
2014/11/12 20:33
うん、泣ける気がする。

泣かないけど←
アバター
2014/11/12 20:19
これも泣ける(´;ω;`)



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