Nicotto Town



あのお部屋。

ある踊ってみたをみて書いた作品です
いつもの数倍駄文です、


僕がこのお屋敷で一番好きな場所はお屋敷の隅にある小さくて暗いお部屋。
だけど、そのお部屋には10年くらい前に一度入っただけでそれ以来、入ってはいけないと禁止されていた。
そのお部屋には猫やピエロ、おまわりさんにバレリーナ、くるみ割り人形まであった。
コンちゃんのように動くお人形さんたちとたくさん遊んだ。
楽しくて仕方なかったことを覚えている。

毎日なかに入りたくてそのお部屋の前までには来る。
だけど、お部屋には鍵が掛かっていて入れなかった。
今日もお部屋の前に来ている。
どうせ、いつものように鍵が掛かっているのだろうと諦めながらドアに手を伸ばす。
不意にドアノブを回すとがチャリと音がして扉が開いた。

胸が高鳴るのを感じた。

中に入ると部屋の中にあったものや配置はあの日と何一つ変わっていなかった。
ただ、前と違ったことがひとつだけあった。
お部屋の中には黒い服をきたぷぷっぴちゃんが居た。

何分、何時間が経ったのかはわからない。
ただ、お人形さんと遊ぶのは楽しかった。
子供かっ!と言われてしまいそうだが楽しかったんだ。
あの時と同じように。

ふと、アポちゃんが口を開いた。
「タツキ様。
 そろそろ、戻らないと中島様に怒られてしまいますよ?」

「嫌だ」

「駄々をこねないで戻りましょう。
 鍵、閉めちゃいますよ?」

「僕は遊んでるの。
 邪魔しないでよね。」

そういった僕は何故かアポちゃんとンパちゃんの首を絞めていた。
僕の体が言うことを聞いてくれなかった。
二人は息をしているだろうか。
そのことで頭がいっぱいいっぱいだった。
みんな、みんな眠っていた。
僕のせいで眠っていた。
僕は心の中でごめんねを繰り返してた。

僕の人格は帰ってくるのかな・・・・・?
アルスのみんなにもこんなことしちゃったら嫌だな・・・。
僕、嫌われちゃうかな・・・。と考える。

大好きな人たちを傷つけたくなかった。
けれど僕は、アポちゃんもンパちゃんも傷つけてしまった。
次はアルスのメンバーかも知れないと怖くなる。

まだ、僕の体は自分の言うことを少しだけ聞いてくれる。
だから、僕はその力を利用してぷぷっぴちゃんを部屋の外の廊下に寝かせ、お部屋に戻る。
内側から鍵をかけて、椅子に座り、眠りにつく。

大切な人達を傷つけないようにと。
もう、辛い思いをさせないようにと。

そう願ってから僕は自分の心に鍵をかけた。



もう、目は覚ませない。

END?

タツキっくはもう、幸せにはなれないんだとおもいます。
かわいそうに。。。。←

#日記広場:自作小説

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2014/11/14 16:07
え、何これ…何の踊ってみたなん?教えて!w

てか、タツキっく超可哀想じゃん…目を覚ませ、タツキっく!w



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