ドラマ【すべてがFになる】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/11/19 15:19:07
【感想】やはり、タイトルにもなったこのエピソードが、数作読んだ森作品の中では一番面白いと感じた記憶があります。今ではこんな設定も珍しくありませんが、作品発表当時はかなり先進的でした。例えばテレビ会議にしても、今は導入している企業も珍しくなくなりましたが、当時はまだパソコンすらろくに普及してませんでしたからね。命令すれば勝手に動いてくれるロボットなんて、まだ開発段階の時代でした。今なら金のある企業なら離島でも携帯電話の基地局を置くなんてことはやってそうなので、携帯がつながらない設定にちょっと時代を感じたりもしました。確か当時はポケベルから携帯に遷移する過渡期だったんじゃないかなと思います。出始めの携帯は、仕事用だったんですよね。女子供はポケベルだった。この頃に青春時代を過ごした人は、言葉と数字を変換するクセがついてますよねw
さて、ストーリーですが、やっぱりあまり覚えてませんw 被害者の手足が切られていたということで、かなり陰惨な方向になっていったように思います。一部覚えていることもないことはないのですが、ネタバレになりそうなのでここで書くのは控えます。流れとしては、監禁されている四季が応答しない→四季の部屋の扉が開かなくなっている→四季からヘルプコールがある→システムが暴走→部屋の扉が開き、ウェディングドレスを着た四季の死体がロボットで運ばれて出てくる→システム強制終了→再起動→扉を閉める→所長がヘリで屋上に到着→30分後所長がヘリの中で死体となって発見される→四季の部屋の扉を開けて中に入るが誰もいない、という感じだったと思います。四季の部屋の周囲は監視カメラで24時間録画されており、その映像は15年分全部保存されており、四季が休暇をとった1週間のうち、四季の部屋に出入りした者はおらず、研究所から出て行ったのは所長のみ。
あれ、ふと思ったのですが、所長がヘリで帰ってきたということは、出て行ったのもヘリですよね。屋上からヘリ出て行った場合、記録に残るのかな? また四季の妹が所長とともにヘリで来ましたが、この場合研究所内に入るのはノーチェックなのね。まぁ所長や妹の出入りは、あまり事件に関係なかったような気がしますが。
正直まだ推理も何もできる段階ではないので、次回を楽しみに待ちたいと思います。ほんのちょっとだけヒントを書きますと、というか、私も忘れてるんでその記憶の糸をほぐすために書きますと、部屋から死体が出てきたこと、これ事態が大きく事件に関与していたように思います。動機は今までと同じく、よくわかんない動機だったような。森氏の書くミステリーは、動機が理解できないことが多いですね。きっと人に殺意を持ったことなんてないんでしょうね。
私のイメージは、光浦靖子とか阿南敦子とかあのへんだ。
原作本はどこにしまったのかさっぱりわからないし
読む暇も今のところないので、あまり期待しないよう。
原作本しか読んでないが、もし、ドラマとの比較が出来るなら、お願いしたい。