アヤノの幸福理論
- カテゴリ:自作小説
- 2014/11/22 22:45:15
心に残した思い出の話。
~第11話 アヤノの幸福理論~
思い出していたのはまた家族のことだった。
昔、弟たちと出会った日お母さんに言われた言葉。
「よろしくね、お姉ちゃん。」
兄弟などいなかった私にとってどれほど嬉しい言葉だったか、お母さんなら分かっていたのだろう。
赤煉瓦でできた壁、そんな小さな家の中でこっそり話そう?
”秘密の作戦”みたいに。
連れてこられた弟たちの真っ赤な目には、世間の人たちに隠してきていた過去があった。
私が話しかけると怯えた顔をして
「僕たちは化物だから・・・!!」
そんな君の頭を撫でながら私は言うんだ。
「そんなことはないよ」
って。
「真っ赤な色はね、主人公(ヒーロー)の色だから。
怯えていなくても大丈夫だよ」
積み木遊びにかくれんぼ、鬼ごっこに絵本、面白いと思うことはなんでもやった。
少しでも3人の笑顔が見たかったから。
「ほら、見ててね!」
私はかっこをつけて赤いマフラーを巻きつけた。
「うわぁ・・・っ!」
途端3人は嬉しそうな顔で笑ってくれた。
「「「秘密組織みたいっ!」」」
茜色、それはヒーローの色。
ごくごく小さなヒーローのふりだったけれど。
少しでも3人が笑えるようにって。
今日も家族でいよう。
幸せを願おう。
先にある未来がどれだけ辛く、悲しかったとしても。
「秘密組織のことは秘密だよ?」
楽しい時間が過ぎて日が沈んだ。
春の匂いが漂う季節、
大人になった世界は、理不尽に曲がっていた。
誰かの陰謀みたいに。
お母さんが行方不明になってしばらく。
大好きなお父さんの涙に私たちは気が付けなくて。
気がついたら歯車は狂いだしていた。
誰にも言えないような状況になっちゃっていて。
「嫌だ・・・嫌だよ・・・・。
壊れるのは・・・。」
幸せの終わる世界がやってくる。
「茜色、お願い・・・・
これ以上誰かの未来を壊さないで・・・・?」
涙でぐしゃぐしゃになりながらまた、考える。
笑顔の仮面に隠れたまま。
「赤目色。
私がそれを手に入れたなら・・・
誰かの未来を救えるのかな・・・・?」
不器用でとっても情けない。
”独りぼっちの作戦”だ。
私が消えたあの日から、秘密組織のみんなは笑って暮らせているのかな?
きっと私は怒られちゃうな・・・・へへ。
だけど、ちゃんとおねえちゃんになれたかな・・・?
思い出してみよう。
あの好きだった言葉を。
”幸せ”ってなんだか不思議だね。
明日のこと、みんなのこと、好きになれる。
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遅くなったけど、アヤノちゃん!
お誕生日おめでとう!
いつも優しく、みんなを見守ってくれるアヤノちゃんが大好きです!
えっと、うめあわせで幸福理論書いただけなんで・・・。
書き直したいですね。
あ、というか、アヤノちゃんネタほしいです(*´∀`*)
アヤノの幸福理論、良い曲ですよね。
儚く生きるアヤノさんの気持ちが伝わってきました!
大丈夫やで(´;ω;`)
久しぶり…!!!
バトン宜しくな★( ー`дー´)キリッ
嫌と言っても組ませる、強引さの私(え
エネたんはすはす←おいww
アヤノちゃん可愛いよね可愛いよね可愛いよね
まじヒーロー「アヤノ」と書いて「ヒーロー」または「おねえちゃん」と読む
アヤノちゃんネタ・・・!
えっとシンタローとイチャイチャすればいいと思うよ(真顔