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シン・ドラマ汁


ドラマ【科捜研の女】

科捜研の女
テレビ朝日 木曜夜8時~
【あらすじ】京都市内の竹林から、大学准教授・土浦裕子の変死体が発見された。傷も争った痕跡もないため、一見、心臓発作による病死と思われたが、駆けつけたマリコは遺体の目に溢血点があることに注目し、刑事たちに解剖を行うよう進言。風丘の手が離せなかったことから、かつて依頼したことのある京都医科歯科大の法医学者・佐沢に解剖を頼む。マリコの指名を受けて喜ぶ佐沢はさっそく解剖に当たり、特に不自然な所見はないと判断。しかし、マリコの指摘でシアン化ナトリウムという毒物によって殺害された事実が発覚する。

【感想】佐沢が出てくるのは2回目ですね。私が見ていない頃に出ていれば別ですが、調べてみると今年の1月に放映された風丘メイン回で出てますので、そんなに古いキャラではないでしょう。その時は容疑者の1人として出てきて、結局何でもなかったというようなキャラだったと記憶しています。性格はちゃらんぽらんで解剖もヘタクソだったような…。
さて、今回のお話は、風呂敷だけは大きく広げたものの、犯人がチョイ役で動機も後出しという、意外性だけ狙ったようなプロットでした。ミステリードラマにはよくあるパターンですね。とはいえ、焦点は犯人当てではなく、佐沢が犯人ではないことを証明するというのが命題だったような気がします。私は早い段階から、佐沢の嗅覚に異常があるのではないかと思っていました。まず、最初にマリコたちが感じたアーモンド臭がわからず、くんくん嗅ぎ続けてマリコに止められたところでおかしいなと思い、チョコレートのところで確信しましたね。以前もここで書いたことがあるかもしれませんが、私は嗅覚はわりといい方で、例えば猫の個体も嗅ぎ分けられるくらいの能力があります。というとかっこいいですが、日常生活にはまったく役に立ちません。料理とか、臭気関係の仕事についていれば役に立ったかもしれませんが、日常生活では食べ物が腐っているかどうか判断する時くらいですかね…。たまに風邪で鼻がまったく利かなくなった時など、トイレで臭わないのがこんなに楽なのかと思ったりしますw 私の家族は大体私より嗅覚が悪いので、佐沢がアーモンド臭を嗅ぎ分けられなかった時、私が臭いを嗅ぎつけているのに、家族はまったくわからない時と、同じ感じだったんですよね。だから早々に気づきました。しかし、チョコレートなどの特定の香りを感じることができない病気があるとは知りませんでしたね。
ともかく、マリコが信用していた佐沢が犯人でなくてよかったですが、佐沢はどうやら単なるちゃらんぽらんではなかった様子。彼を犯人扱いした風丘に、異様な怨恨を抱いたりと、どうやら闇を抱えているようです。今回のストーリーは最終章と言いつつ一話完結かなと思いきや、犯人が逮捕されたはずなのに、最後になってまた同様の死体が出てくるという事態になり、最終回の次回に続くことに…。一話完結なら、わりとよくあるパターンだったんですけどね。佐沢が犯人なのか、それともやっぱり彼はミスリードなのか…。次回楽しみです。




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