ドラマ【すべてがFになる】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/12/17 16:42:26
【感想】この話も読んだことはなかったと思います。多分…。しかしなんでしょうね、このドラマ全体に漂ううさん臭さはw ビル・ゲイツの再来とか言われている人が開発したゲーム画面が、30年くらい前のファミコンゲーム並だったりとか、消えた秘密の地下通路、出てくるパンがあまり見ない形だったり。まぁでも、今時はスマホでゲームができる時代ですから、パソコンや最新鋭のゲーム機器で3Dの画面がグリグリ動くようなゲームばかりでなく、そういう小さい媒体で動く昔ながらの単純な2Dのゲームも、なくはないんですよね。ただ、それが天才が作ったゲームに見えるか否かが問題なだけでw
さてストーリーですが、まだ事件という謎、このドラマ風に言うと命題が提示されただけで、何のヒントも手がかりもなく、解くに解けないですね。最初の事件はともかく、2番目の事件は本当に何の手がかりもない。現場が完全な密室であることが証明されただけの段階。
最初の事件は、秘書の久美子が死体を片付けたという推理が正しいなら、死体が消失した謎だけは解けますね。何故手だけ残したのかはわかりませんが、犯人は意図的に事件にしたかったのかな? 死体が完全になくなっていれば、事件にならない可能性もありますからね。あの、西洋の甲冑が起こした事件のように。また、どうやって被害者を天窓に落としたのかは、建物の位置関係や構造がちゃんとわからないと、推理しようがありませんが、もしわかったとしても、私はそういう3D感覚がまったくないので、多分わからないと思いますw ただ、礼拝堂の壊れた天窓が直っていたことから、どうもあの礼拝堂は同じ構造のものが2つ以上あるんじゃないかなと思ったりはしてますが、もしそうだとしても、それがどう事件につながってくるかがさっぱり推測がつきません。
2番目の事件に関しては、四季を除く関係者が全員扉の外で顔をつき合わせている最中に起きたことであり、その直前に萌絵と刑事が扉を開けて久美子と対面しているため、時間差トリックも使えないし、まったくと言っていいほど手がかりがありませんね…。ミステリーに密室が出てくる場合、何故密室にしなければならなかったのかという動機も推理の手がかりとなったりするのですが、このシリーズの場合、動機が理解できないことが多いので、そこはあまり考えない方がいいかもしれません。普通は、自殺や事故に見せたかったとか、犯人の意図ではなく偶然密室になってしまったとかなんですが…。
また、この2つの事件の前に起きた、甲冑による殺人事件も気になりますよね。死体が消失していたことで、事件としては成立しませんでしたが、一体誰が殺されたのか。何故犯人は甲冑を着ていたのか。謎は深まるばかり。
ついでに、ちょっとだけ気になったのは、犀川にナノクラフトが開発したゲームのことを世津子が話した時、誰かが来て世津子が中座し、インターホンで引越がどうのこうのと話してましたよね。その時画面に女性の顔が映ってましたが、何故このシーンがあっのたか。事件に関与してくるのかどうかが、ちょっと気になりました。まさか、この世津子の隣人が四季なんてことは……ないですよねぇ?w
そして、塙に睡眠薬を飲まされ、ついに四季と再会を果たした萌絵。四季は何の目的で動いているのか。萌絵をどうするつもりなのか。どうせこの原作者のことなので、一般人にはまるで理解不能な動機と目的が用意されてるんでしょうねw それも含め、これからの展開がまったく読めません。犀川がブルブルして犯人を言い当ててくれるとは思うのですが、最終回でもありますしね、何が待ち受けているかわかりませんね。