漁夫の利
- カテゴリ:仕事
- 2014/12/19 15:04:08
弁護士の先生との打ち合わせ、
事務手続きと、これからの進行方向を確認。
面白かったといえば失礼ですが、
合間にかかってきた電話に出ておられるご様子から、
この24日に釈放になる人の出迎えがあるとか・・・。
奥さんが、お迎えに行かれるそうです。
弁護士の先生は、奥さんの労をねぎらっておられました。
おそらく、電話の向こうでは、
その奥さんが、先生に感謝の言葉を述べておられるのでしょう。
クリスマスイブに、釈放ですかぁ。
何があったか、さっぱりわかりませんが(当たり前です)
すれ違う人の人生が、垣間見えたような気がしました。
打ち合わせの合間に、雑談をしましたが、
(雑談の合間に、打ち合わせをしているのか)
検察審査会の形骸化と、
再審査の難しさは想像を超えていました。
この先生も、今年、検察審査会に審査請求を起こしたんだそうです。
「不起訴」の案件の見直しですね、
だけど、「却下」されて、もうどうしようもない・・・とか。
この場合は、ご遺族が訴えたんですけどね、
そう、被害者は殺されてしまったそうです。
無念でしたでしょう。
日本の刑事事件の多さ、
その結末に必ずしも正義公正が、もれなくついてくるわけではありません。
「疑わしきは被告の利益に」で、
「天網恢恢、疎にしてやっぱり」が、どれほどあることでしょう。
その数だけ、救われない被害者がおり、
必殺仕置き人が実在しないか、探す人も出て来るでしょう。
事件に巻き込まれないのが一番いい。
結論から言えばそうですが、
「時と予見しえない出来事はすべての人に臨む」(by聖書)
巻き込まれてしまったとしても、
正々堂々と事実を主張し,動揺することなく、
淡々とするべきことをしていけるように。
「失意泰然、得意淡然」
被害者も加害者も、
必要とするのは弁護士の先生ですが・・・・。
着手金10万8000円。
高くない?
裁判で負けた方が、勝った方の弁護士費用も
払うなんて思っていましたが、弁護士の一人勝ちですね。
「少額訴訟制度」もありますし、
内容証明郵便や告訴状は、自分で書けます。
(大丈夫!誰でも書けます)
検察庁には、被害者支援室というところもあって、
相談員のかたは親切に教えてくれます。
(行政の当番弁護士は当てになりませんわ、それだったら、法テラスのほうがいい)
今は、インターネットがあります。
図書館に行かなくっても、
なんでも調べれば出てきますから、
自分でどこまでやれるか!と、思うところから戦いは始まります。
たとえ裁判で勝っても、
弁護士費用は、相手から取れません。
自腹です。
加害者も被害者・・・なんてバカなことを言う人もいますが、
いまどきの加害者は、心底腐ってるヤツもいますから、
「報復したい」と本気で考える被害者遺族は、多いです。
当然、犯人が捕まらなければ、警察に怒りは向きますし、
「不起訴」なんて簡単に言われると、検察にだって恨みを言いたくなるでしょう。
詐欺などで、有り金全部取られた人は、まず被害金は返ってきません。
泣き寝入りって、ほんとに泣いて寝込むことしかできないから、
そういうんでしょうね。
悔しいと思います。
わたしも出来てない人間なので、
神様に、ブチブチ言います。
人間だもの。
着手金というのは、あくまでも着手金で、「手を付けますよ」という契約みたいなもんです。
この前に、相談料というのがあって、だいたい1時間1万~2万円。
このあと報酬金、手数料、事務手数料、出廷日当、日当、実費…と、続きます。
追加費用は、どんな名目であれ、どんどん発生する可能性はあります。
弁護士は、本当に信用のおける人を選ばないと,エライ目にあいますよ。
離婚手続きなどで、とんでもないのに引っかかると、
慰謝料、財産分与の半分は、平気で持って行きますから。
弁護士相手に、裁判起こす人もいるくらいです。
時折、事件の被害者の心情になると、加害者を殺したいと思う気持ちが沸いてきます
特にいじめでの自殺とか、いじめた側やその親に、同じ思いを!って思ってしまいます
出来てない人間ですね・・・
質問なんですが その着手金でどこまで働いてもらえるんですか?
解決までに何年もかかる場合 追加費用が発生するんでしょうか?