お雑煮語ればお国が分かる?
- カテゴリ:レシピ
- 2014/12/20 18:21:27
つぶやきにお雑煮の話書いてたら、書き込んでくださる方が。
この話、大好きなんですよ私。
お雑煮のお餅、おつゆ、具の種類って、家庭を構成する一大要素でございますね。
まず我が家の伝統、これは父方も母方もたまたま共通だった。
アゴと昆布ベースの出汁に濃口醤油少々のド関東風おつゆ、
焼いた角餅、イチョウ切りの大根と長人参、茹でた小松菜、以上。貧しい。
鶏肉もカマボコもイクラもお魚も伊達巻も入らない。
わりと江戸系の雑煮なのかな? 御馳走(大したことないが)は御節のお重にお任せ。
おとは定番の『お食い上げ』、元日2個、三が日は餅を一つずつ増やします。
三十過ぎたころから、お食い上げが苦痛になりまして、
角餅のサイズをダウンするという荒業で解決。
市販の角餅のサイズの約3分の1という状況で近年は推移しとりますです。
こればかりは故郷の味が一番、という方は枚挙に暇なし。
近年は元日が亭主の実家風、二日は女房の実家風というお宅も増えてるらしい。
数十名にアンケートやった結果のデータも持ってました。見事にバラバラ。
雑煮に乗せる具の数、最高記録は確か十七だった。
祝い膳とけんちん汁が壮絶な合体を遂げたような豪華ラインナップ。
かなり大きめのお椀によそっていただくという話、九州の方だったかな?
銀杏の入らない雑煮なぞありえん、と力説する方もいれば、
え、餅焼くの? なんで? ワケワカンナーイと憤慨する方もいる。
こっちの雑煮は鯛が乗らないんですね、と客に言われたことも。オモシロイ。
現代では完全に地方色で切り分けるのは難しいでしょうけど、
しかし家庭・家族に伝わる立派な文化でもございますね。
こうした雅な食い物をこそ保護すべきではなかろうか。和紙の次は雑煮だ。
お正月に明かされた家庭の秘事、飛び交う伊達巻、黒豆の弾幕、皆栗キントンまみれ。
新年早々大笑いだったのではないでしょうか。風景が微笑ましく目に浮かびましたです。
いえ、出生の秘密ではございませんが。
お雑煮にいれる餅菜は小松菜だ、と断言されました。
こどもの頃から何十年も、絶対に違う、別物だと信じておりました…
少なくとも我が家においては、餅菜とは小松菜のことでした。
遅まきながらも、訂正させていただきます(>_<)
こんばんは。お雑煮の館へようこそ。
愛知って豪勢な印象があったのですが(シャチホコの印象ですね)シンプルですね。
鰹節を「ふわっと」というのが小粋ですね。だからお出汁も精進風なのでしょうか。
餅菜を頂いたことはありませぬが、噂を聞いたことがあります。
糸魚川構造線より西のほうは、あしらうお葉物に伝統ある地域色がでますよね。
壬生菜が載ってないと雑煮じゃない、という滋賀出身者がおります。
料理はあまりやらないうえに出し取りが大の苦手なので
自分で作るときは粉末だしで逃げてますけれども・・・
たぶんシイタケと昆布のお出汁かな。
具材は焼かない角餅と餅菜(小松菜に似ていますが別物)、かまぼこかな?
鰹節をふわっとかけていただきます。
私は餅菜や小松菜はあまり好きでないので、自分で作るときは白菜で代用してます。
飽きてきたら卵を鍋に落として卵とじ風のお雑煮にしてます^^
シンプル雑煮は江戸前『粋』の極みという風情が濃厚ですな、
お餅の焦げを鑑賞する楽しみもある気がします。
アンコ丸餅の話、西の出身者からよく伺います。元旦=甘味、って貴族の趣がありますねー。
鰹だしの澄まし仕立てに焼いた角餅と茹でた小松菜のみ!
父方のお雑煮なのですが生まれてからずっとこれなのですよ。
夫はこだわらない人なので「うん、さっぱりしていていいね」と結婚以来私の味に。
香川の友人宅は味噌仕立てのお汁にあんこが入った丸餅ですって。
あちらの郷土料理だそうですが一度食べてみたいです^^