ドラマ【信長協奏曲】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/12/23 16:33:04
【感想】なんと、映画に続くだったとは…。いや、最近はそういうドラマよくあるので、意外ではないですが、映画化するほど視聴率取れてないし、公開が1年先とか…。最近のこのドラマの視聴率は11%前後を推移しており、月9ならずとも他の枠でも酷く悪くはありませんがよくもない数字。普通はこれで映画化とかありえませんね。まぁ、映画化ありきで始まった企画なのでしょうね。時代劇はお金がかかりすぎるので、映画で回収するつもりだったのかな。回収できるかどうかはわかりませんが…。
さて、最終回の今回は、小谷城の戦いまででした。いやもう、つっこむのはやめた方がいいってくらい、いろいろ史実とは違いましたけども。もう、最終回くらいやめましょうか、史実との比較。ここ読んでる方なら、大抵本当はどうだったかわかってますよね。1つだけ書いておくと、今年放映された「信長のシェフ」でも小谷城の戦いのシーンがあり、不思議と信長自身が城に乗り込むというところが、両方であったのが面白かったですね。信長のシェフではお市を助けにいくため、こちらは長政を助けにいくためでしたけども。
結局サブローは何とか信長を演じ続けることとなりましたが、それはひとえに恒興の心変わりのせいでした。恒興が、サブローについていこうと決意したため、光秀は信長に戻ることをやめ、サブローを呼び戻すことにしたんですよね。その恒興の心の変化を、もうちょいよくわかるように描いていたらよかったのになぁと思います。演出のせいもあると思いますが、恒興のような重要な役柄を棒との評判が高い向井にやらせたのがそもそもの間違いですねw 向井は半兵衛くらいにしとけばよかったんです。原作を読んで思ったけど、恒興はもっと人なつっこい感じの人の方がよかったですね。今だと濱田岳なんか適役だと思いますが、役柄的に軍師官兵衛とかぶってしまうのでダメですね。濱田の家康もなんかハマってるから、あれはあれでいいと思うし。
しかし、何故光秀は信長に戻らなかったのでしょうか。半兵衛を暗殺したシーンからして、どうやら秀吉と結託しているようですね。ですが、秀吉自身は光秀が自分の村を焼き払った張本人であることを知っているので、そのうち殺す気でいるのは間違いないでしょう。というか、天王山の戦いで実際に殺してますからねw 光秀は、大胆な発想と心優しい性格で、家臣を引っ張り天下布武を推し進めていく自信がないのでしょうね。だから自分の代わりにサブローに天下を取らせ、そこで秀吉に暗殺させるなりして自分と入れ替わるつもりなのでしょう。そこで秀吉は光秀が戻った信長を殺し、羽柴秀吉として天下を取ると…。今後の大筋はこんなとこでしょうね。面倒くさいやつらだことw
さて、メイン脚本が西田征史ということで、結構期待したのですが、思ったほどでもありませんでした。歴史に詳しくない人にも見てほしいという意図や、長い原作をシンプルにまとめたいという事情もわかりますが、もう少し史実に摺り寄せてほしかったですね。歴史ドラマや歴史小説を書くので大変なところは、いかに史実という枠の中で、登場人物の織り成すドラマを生き生きと描くことができるか、だと思うのです。ストーリーの都合で多少枠に凸凹が出来るのは仕方ないとしても、枠ごと破壊してしまったら、もうそれは同人誌の妄想漫画やゲームと同じだと思うので。原作ではそのバランスが取れていたと思うのですが、ドラマでは制作側の意図や都合が優先されすぎていたような気がします。映画は、見に行かないかなw
これからいい役者に成長する予感がもりもりします。
映画化なので打ち切りというわけではないでしょう。
あと10年ほどの信長の人生を映画で一気にやるんでしょうね。
テレビでやるなら見てもいいかなw
ほほ~って。
家康君の濱田岳が、なんか好きで、脱糞君と呼ばれて、心の傷がと(笑)
いや・・・好きかも。
ちょっと、心惹かれるラブリーさです。
続き、見たかったけれど、打ち切りですものね。
史実とは違うって事、分かって見ている分には良いとは思います。