娘が中学生なら絶対に観せない映画
- カテゴリ:映画
- 2014/12/25 00:06:24
オレは、語り出せば朝まで止まらない程の、伊丹十三映画マニアである。
~伊丹十三の最大傑作は、『マルサの女2』でも、『ミンボーの女』でもない。それは、女優宮本信子自身である~
けだし名言であると思う。確かに、宮本信子は、伊丹映画に主演する毎に、磨かれていった事は間違いない。演技が上手い→美しい→存在自体が可愛らしい、という、通常の女優の辿る道の逆を、彼女は行ったのである。
最近、久しぶりに、初期の傑作、『タンポポ』がyou-tubeに上がっているのを発見。全部観てしまった。
1985年の作品で、まずオレが思ったのは、「役所広司、渡辺謙、若え!」、であった。マジ若いス。特に、役所のスケベぶりは『失楽園』以上なのに恐れ入りやしたw
そうそう、伊丹映画といえば、スケベシーンが出てくるので、子供と一緒には観られない映画のジャンルとされている。オレもそう思う。
かろうじて一緒に観られるのは、『スーパーの女』、『あげまん』ぐらいかな。
えっ?『あげまん』大丈夫なの??YES!むしろ、女子教育のためになるかも知れませんぞ(大真面目)。
あ、そんで。
『タンポポ』なんですけどお、オレ的には、伊丹映画として完成はしていないと思います。だって、音楽がダメ。まだ、今はジャズ界の大御所、本田俊之を音楽に迎えていないので、映画全体のしまりが緩いと感じてしまうのだ。
それと、ストーリーと、オムニバス的展開(ヌーベルバーグ風?)が、やはりチグハグな感じがするのは否めない。
完成度の高い伊丹映画は、やはり、マルサ以降になるのかな。
そんでそんで。
もしもこのブログを読んでいる方に中学生の娘さんがいらっしゃるか、あるいは女子中学生さん自身だったら、あなたは絶対に、娘さんに『タンポポ』を観せてはいけないし、御自身観てはいけません。
そんなこと強制するなら、理由を言えって??
はいはい。それはね。
伊丹映画『タンポポ』は、オレが今まで観て来た何千本の国内外のどの映画よりも、深く鋭く本質的に、少女の官能というものを描いてしまっているからなんです。
それは、単に、性に留まらない。家族、ついには死にまで及びます。
ネタバレだけど、家族の根底にあるのは、金銭でも、敢えて言及を許されるならば、愛でさえもなく、官能であると、伊丹十三は映画を通して言いたかったのではないだろうか。ラストシーンまで観るのが真に辛くて辛くてたまらなかった映画は、オレ的には、『タンポポ』、と、『火垂るの墓』ぐらいっス。
これはオレの意見だけど、全国の女子中学生のみなさん(ボヤッキーかっ)、あなたの年代で官能に目覚める程、危険で不幸な事はありませんぞ。そんなことはやめて、ラインでのお遊びに夢中になっておればよろしい。
ブログの題名通り、オレに娘がいて中学生なら、絶対にこの映画は観せない。(いませんけど)
それくらいの破壊力を秘めた映画なんて、そうそうあるもんじゃありやせんぜ。
you-tubeから早く消えることを願うのみだわ(それって、逆の誘導じゃねww)
こりゃ 見なくっちゃ^^;
you-tubeで見られるのね!?
誘導されましたw
スーパーの女、をみてスーパーへの信頼を無くしましたw
ふむふむ^^官能もまた、人間の本質かもしれませんね(*´∇`*)
なんかパンは、美味しいものを求める 貪欲さ? そんな印象を受けたよww
ま、これ見ちゃって物凄くラーメン食べたくなったけどねwww
見ちゃいけないシーンを抜かれたんだと。。思うwwwアハ(´▽`*) ww