ジングルベルの夜に
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/12/25 07:55:47
ジングルベルが
街を賑やかにする中で
明かりを避けるように
歩くのはなぜ
皆笑顔でいるのに
カフェに入って
取りだす小さな箱
あの時あなたにもらった
小さな真珠のついた
ブローチが光る
二人で行ったアクセサリーのお店
なるべく安いものを選んだ私に
「気にしないくていいんだよ」
そっと呟いてくれたあなた
それが何より悲しいものになるなんて
あなたには何をあげたんだろう
思い出せない
一時の暖かった日なのに
なぜだろう
もう心から抜け出したのか
コーヒーが冷めていく
私の心のように
ううん 冷めたりなんかしない
心の中にはまだ
あなたがいるのに
いつだって思っていた
もう一度あなたが呼ぶような気がして
帰って来るような気がして
でもそんなことはないのね
遠くなったあなたの影
忘れなきゃいけないのか
忘れたりなんかできないと
心が言っているのに
まだ消えては行かない
抱きしめてくれたぬくもりが
そっとそのブローチを
服につけてみる
小さな真珠が光る
私の好きな真珠が光る
そんなことさえ今は悲しい
いくら呼んでみても
それはこだまとなって返って来るだけなのに
叫ばないではいられない
もう一度戻ってきて
もう一度愛して欲しい
この夜が更けていっても
まだ街は眠らない
背を向ける私を引き止めるように
つかんで離さないのはなぜだろう
もう思い出したくないのに
明るい街が冷める頃
もう一度歩いてこよう
そこにはなにがあるのだろう
長くのびる私の影だろうか
一人きりになった影だけだろうか
今年の仕事は明日で終了。
納会を楽しんでoffモードへ 9連休です。
おかえりなさい☆
メリークリスマス(*^▽^*)
いつでも遊びにきてね☆
お帰りなさい。
また、よろしくお願いします。
笑顔が似合うであろうみっちょんへ
みっちょんの詩は、別れがテーマになっているのが多いのですが・・・
時には、出会いをテーマにお願いします。