台湾:高速ミサイル艇「沱江」を自主建造
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- 2014/12/25 14:23:51
【蘇澳(そおう)(台湾東部)鈴木玲子】台湾が自主建造した高速ミサイル艇「沱江」(全長60.4メートル、502トン)が23日、宜蘭(ぎらん)県の蘇澳港で台湾海軍に引き渡された。中国の海軍力増強に対抗する狙いがありそうだ。
同艇は高いステルス性を誇りレーダーに探知されにくい。最高速度38ノット(時速約70キロ)で機動性にも優れている。台湾が開発した超音速対艦ミサイル「雄風3型」「雄風2型」をそれぞれ8発搭載する。
台湾メディアは、中国空母「遼寧」を含めた大型艦に対抗する「空母キラー」と報じている。今後8〜12隻を建造、配備する計画だ。
台湾は米国から軍艦などを購入すると同時に自主開発も進めている。式典で厳明・国防部長(国防相)は「設計から建造まですべて(台湾の)自力で完成させた。海軍の将来に極めて重要な艦艇だ」と強調した。
http://mainichi.jp/select/news/20141224k0000m030050000c.html