ドラマ【科捜研の女年末スペシャル】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/12/25 16:04:21
科捜研の女 年末スペシャル
テレビ朝日 12/21夜9時~
【あらすじ】京都市内の工事現場から、白骨死体が発見された。土中からドラム缶が見つかり、そのドラム缶の中から赤茶色の液体と共に人骨が出てきたのだ。現場に駆けつけたマリコは、頭蓋骨の状態から20歳以下の女性の骨であることを見抜くが、直後、骨と共に見つかった錆びた針金製のブローチを見て、愕然とする。そのブローチは30年前の中学時代、マリコ自身が手作りし、親友の川喜多京子にあげたものだったのだ。京子はその後、親に連れられ夜逃げしたっきり、行方がわからず連絡を取ることができない状態だった。
【感想】はっはっは。30年前に中学生ですか。だいぶサバ読みましたなぁw 現在沢口は49歳。中の人は30年前19歳で、ちょうどデビューした頃ですな。まぁ、女優は一般人より若く見えるので、役でサバを読むのはよくあることですので、そこは気にしないことにしましょう。
ドラム缶から人骨とともに出てきた赤い液体が人にかかったり、探偵事務所が爆破されたりと、さすが2時間スペシャルだけあって派手なシーンが多かったですね。ふと思ったんですが、あの探偵事務所がある通りは、多分撮影所ですよね。何となくそんな気がした。
で、話はマリコの過去に飛び、さすがに中学生時代を演じるのは無理があると判断したのか、子役が当てられてましたね。ただ、沢口靖子ほどの可愛い子役はいなかったのか、あまり似てませんでしたけどもw 同級生の女の子が育った役は誰が演じるんだろうと思ってたら、荻野目慶子ですよ。沢口の同級生役としては、ネームバリューはバッチリですね。荻野目慶子の30年前といったら…やめときましょうか。
前半は死体が出てきたり殺人が起きたりと大きく話が動き、後半は犯人当てっぽくなってましたが、そもそも登場人物があまりいなかったので、容疑者はかなり絞られましたよね。京子、京子の父、白骨死体の女性の父、京子の従兄弟、このくらいですか。私は白骨死体の女性の父親が、復讐しようとしたのではないかと考えましたが、全然的外れでしたねw 「家族ぐるみ」をわざわざ言い直して「親戚ぐるみ」と言っていたのと、京子の親戚は今は自分くらいしかいないと言っていた従兄弟の証言と合わせて、被害者が従兄弟と知り合いだった可能性が高いと、前半部分ですでに手がかりがはっきりと提示されていたのは、さすが櫻井氏というか、見事でした。
ただ、女性を殺してしまった従兄弟が、死体を京都まで運んで埋めたというのは、さすがに無理があったよーな…。しかも、死体だけでなく死体を溶かすための炭酸カリウムを大量に持ってったわけですよね。女性が40kgとしても、他の荷物と合わせて50kg前後の荷物を京都まで運ぶのは、さすがに大型のトランクを使ったとしても、車でなければ難しいような気がします。また、京都まで運ぶ理由がないんですよね。あんなデカいトランク持ってたら目立ちますし。絶対に掘り返されないような場所を知っていたとかならともかく、そうでもないんですよね。むしろ、地方の大学に進学するまで住んでいた地元の方が、そういう場所がわかりそうなもんだと思うんですけどねぇ。この一点だけ、すごく引っかかりました。
最初頃、マリコは忘れっぽい性格だということになってましたしねw
仕事のことであまり重要でないことは忘れちゃうんでしょうな…
まぁ、記憶力にかけては他人のことを言えませんけどw
恐らく死体を無理やり京都まで運んだのは、
マリコの中学時代の話をやりたかったんだけど、マリコの出身が神奈川で、
一方マリコに捜査させるためには京都で死体が発見される必要があるからでしょうね。
マリコの神奈川出身という設定は、昔からあったものなので、
どちらとも動かすことができなかったんだと思います。
恐らく櫻井氏自身も、ここちょっと不自然だよなとか思ってそうw
ささいな事で、女の子って、仲違いしちゃうなって思いつつ、ふむふむと。
途中から、見ましたが、役者さんも良かったですね。
炭酸カリウムの件は、こう来たかと思いつつ、実行に移すには、目立ち事
この上ないし。
誰かが記憶しているような気も。
絶対に掘り返しそうにない場所って。
これもね。
一度、疑われて、散々、掘り返された場所ってのが、この場合、一番良い
のですが。