去りゆく年に
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/12/29 05:05:44
一緒に訪ねた神社
あれはいつの年だったろう
随分と遠い日のような気がする
もうすぐ一年がたつというのに
もっと遠い気がする
二人でお祈りしたのは
どんなことだったのだろう
話すと願いが叶わないと
言ったのは誰だったのだろう
だから二人内緒にしていた
あなたは何を願ったのだろう
私の願いはかなったのか
こんな日を願ったはずじゃないのに
一人で迎える新しい年に
なぜか怯える
もう来ないあなた
月日だけが流れていって
新しい年がやって来るというのに
私だけが流れに乗れなくて
あの日にしがみついたまま
もう少し私が我儘だったら
まだあなたは側にいただろうか
もう少し私が甘えていたなら
あなたは聞いてくれただろうか
幼子を見守るあたたかな目で
「ごめんね」が言えなくて
素直じゃなかった私に
ただただ後悔する
そんな私をあなたは
飽きてしまったのだろうか
会えないあなたの姿を探しても
そこにはただ冷たい風が
私の足元を過ぎていって
一歩も踏み出せないでいる
凍えた月日に絡めたように
もう1つの恋を
失った私に
あなたは優しかったのに
また失ったあなたを
誰も気がついてくれない
一緒だと思っていた
道が違っていたのか
始めから分かっていたのか
もう分からないけれど
知っているのは二人だけかもしれない
「さよなら」の向こう側には
何が待っているのだろう
まだ新しい日々など見えない
彷徨う私を
夕闇だけが照らす
読みに来ますので。。
…という事で、少し早いですが年末のご挨拶に伺いました。
今年一年、お世話になりました。 来年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます★
どうされているのかなと思っていました
。o▂水.。o▄と.。o▅stp.。o▄ニコ店の訪問です。
(*^-^)ノ~~