2014年独断と偏見によるドラマ大賞 第5回
- カテゴリ:テレビ
- 2014/12/31 15:09:43
なんと今年独偏賞は晴れて5年目を迎えます。意外と長続きしてますよねw これもひとえに、ブログの読者さまおかげだと思っています。それでは発表いたします。まず各賞の発表から、大賞の発表は最後です。※これは腕が痛くなる前に書いておいたものです。書いておいてよかったです^^;
■ミステリードラマ賞
隠蔽捜査 (1月期)
まったく視聴率は奮わなかったものの、渋いキャスティングに反し、キャラクターは立ちまくり、ストーリーもバリバリの社会派で緊迫感もあって、毎週楽しみに見ていました。「いいドラマだからといって視聴率が取れるわけではない」伝説が始まった作品でもありました。
■コメディー賞
※該当作品なし
■恋愛ドラマ賞
花子とアン (朝ドラ)
朝ドラというと恋愛もあるけどそればかりじゃないことも多いのですが、これだけ愛に執着した朝ドラも珍しかったんじゃないでしょうかね。また、不倫ブームを作った作品でもあります。さほど好きな朝ドラではなかったけど、評価できる点は多いですね。
■ヒューマンドラマ賞
ごちそうさん (朝ドラ)
花子とアンとは対照的に、こちらは人間関係がクローズアップされることが多い朝ドラでした。特に小姑との戦争が話題を集めましたね。キャラクターが立った脇役が多かったのも特徴。スピンオフも面白かったです。
■ホームドラマ賞
※該当作品なし
■時代劇・歴史ドラマ賞
軍師官兵衛 (大河D)
今年はやっぱりこれしかないでしょう…。歴史ドラマとしての評価をするなら、なるべく史実に忠実にしながらも、登場人物が織り成すドラマを生き生きと描いたことですね。歴史マニアも納得の出来だったのではないでしょうか。
■深夜賞
※該当作品なし
■ネタドラマ賞
金田一少年の事件簿N (7月期)
今年はこの一作品しかなく、選ぼうか落とそうか迷ったのですが、結局入れました。金田一少年らしいド派手で非現実なトリックを毎回楽しめました。ほとんど原作やアニメを見たことのあるエピソードだったので、犯人が予めわかっていたのがちょっと残念でしたけどね。
■特別賞
MOZU season 1 & 2 (4・10月期)
アレがなければ大賞に、コレがなければミステリードラマ賞になっていた…という、独偏賞的には大変残念な作品。特にシーズン2の出来が秀逸でした。視聴率があまり奮わなかったのは、日本の地上波ドラマにこれを投入するが早すぎたからかもしれないですね。
■主演男優賞
岡田准一 (軍師官兵衛)
4年連続ジャニーズが入賞w でも、今年は胸を張ってこの人と断言できます。少年期から老年期まで、並み居る名優に囲まれ、本人も成長していったのではないかと思います。これからが楽しみな俳優さんの1人でもありますが、一応アイドルでもあるのよね…w
■主演女優賞
杏 (ごちそうさん)
女学生時代から大阪のオバチャンまで、ダイナミックに力強く演じた姿が印象的でした。このドラマで共演した東出君と明日結婚するそうで、本当におめでとうございます。長続きすることを願いますw
■助演男優賞 ※ダブル受賞
竹中直人 (軍師官兵衛)
18年前と同じく大河という舞台で秀吉を演じたのですが、若い頃は18年前と変わらないくらい若々しく、老齢期はキャリアを経て凄みを増した演技を見せてくれました。「演技を魅せる」いう俳優の本分で実力をいかんなく発揮していたと思います。
濱田岳 (信長協奏曲・軍師官兵衛)
演技力では竹中には及ばないものの、その若さと独自のキャラクターで、大いに将来性を感じさせました。これからいろんなドラマで重宝されると思います。私的には将来、小日向文世っぽい感じの俳優さんになるのではないかと思っています。
■助演女優賞
真木よう子 (MOZU)
2人しかいなかったのであまり悩みませんでした。演技力ははっきり言ってもう1人の候補・北川の方が上だと思います。しかしこのドラマには真木が合っていた、むしろ真木しかできないと思いました。キャスティングの勝利だと思います。
■脚本賞
金城一紀 (BORDER)
ここも本当に悩みました。特に軍師官兵衛を書いた前川洋一とどちらにしようか数日悩みました。まさに刑事ドラマのボーダーを越えた、挑戦的で衝撃的な脚本でした。設定のみ同じであとは各作者に任せたコミック、小説などのマルチな展開も面白い試みでした。
■音楽賞
HERO (7月期)
これは、候補の中からどの音楽を覚えているかで決めました。結果、銀二貫にギリギリ競り勝ったという感じです。キムタクのドラマながら、敢えてSMAPの楽曲を使わなかったのがよかったと思います。特にメインテーマは聴いていて耳に心地よい名曲ですね。
今年はこれしかないかな、という感じでした。大賞候補にMOZUが入っていれば相当悩んだと思いますが、何故か入ってなかったのでw 他の候補、特に隠蔽捜査なんかはとてもよかったのですが、全体的に見るとやはりパワーが違うんですよね。役者、脚本、演出、音楽、どれを取っても素晴らしく、とてもよくバランスが取れていたと思います。特に何度も書いてますが、中盤の有岡城幽閉事件から、中国大返しまでの畳みかけが素晴らしく、視聴率もジリジリ上がりましたよね。ただ、全体的に見ると大河としては視聴率不振の部類に入り、まさに「いいドラマだからといって視聴率が取れるわけではない」ことを、1年を通して証明したような大河でした。
今年は該当作品がない賞が3つもあり、受賞したドラマは数少なくなりました。また、大賞を取った軍師官兵衛は4冠、ごちそうさんとMOZUがそれぞれ2冠と、少ない中受賞がダブり、本数的にはもっと少なくなってしまいました。これも私があまり広いジャンルのドラマを見ないからなんですけどね…。
今年特に悩んだのは、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞の3つです。他はわりとすんなり決まりました。結果、助演男優賞はダブル受賞になり、脚本賞は今でも軍師官兵衛にすればよかったかなとくよくよしていますw また、主演男優賞はあまり悩まなかったのですが、過去の独偏賞を見てみると、4年連続ジャニタレが受賞してるんですね…。おかしいなぁ…ジャニオタじゃないんだけどなぁ…。
全体的に見ても、昨年ほど大ヒットしたドラマはなく、平均20超えたのはDOCTERXとHEROと朝ドラだけでしょうかね。比較的小粒なドラマが多かった年でした。
個人的には、入れ込むほど好きだったドラマがてんで視聴率が取れない…というパターンが多い年で、まさに「いいドラマだからといって視聴率が取れるわけではない」を証明したような年でした。具体的に言いますと、軍師官兵衛、MOZU、隠蔽捜査、TEAM、ゼロの真実あたりでしょうかね…。官兵衛は大河という枠が今廃れてきてるからだと思いますが、他はミステリーや刑事ドラマがもう避けられてきてるからかもしれません。ミステリー・刑事ドラマ好きな私にとっては、不遇の時代に突入したのかもしれませんね。
ドラマを見ていないのに、いつも読んでいただきありがとうございます。
私も見ていないドラマのあらすじなどを読むのがわりと好きですw
歴史は私もそんなに詳しくはないのですが(史学科卒のくせに)、
ドラマを見て改めて調べてみると、いろいろとわかるのが面白いですね。
軍官兵衛は年末年始に総集編を放映していたようなので、
そちらも見ていただいていれば、もっとわかりやすかったかもしれません。
腕の痛みですが、最初腕が痛くなり、次に肩も痛くなったので、
四十肩を疑って調べてみたのですが、湿布貼ってるだけでよくなってきたので、
多分違うんじゃないかと思います^^;;;
心当たりがないこともないですので。
ご心配ありがとうございました。
> どらあんさま
朝ドラはゲゲゲの女房あたりから昭和時代をやるようになり、
その頃からクオリティがアップしたような気がしますね。
あまちゃんのような一部例外もありますが。
今年は、朝ドラの出来がよかったですね~
読み逃げ専門のミイシャでございます。
いつものことながら、リアにドラマを観ることは、めったにない私なのですが。
miumiuさんのブログを読ませていただくと、まるで、みていたかのように。
(いや、もしかしたら、自分がみるよりも多くの知識を伴いながら)
本当に、ありがとうございます。
特に、歴史モノは、基本、歴史の知識にうとい私としましては。
読ませていただきながら……あれ……と、以前の、ブログにもどったりしつつ。
大変楽しませていただきました。
実際は、軍師官兵衛を最後のほうの2回ほどを、ちらとみましたが。
内容的には、おかげさまで、自分だけでみるより1000倍、理解できて、も~。
満足至極、ありがとうございます。
今、これを書きながら、もうすぐ紅白が始まろうとしておりますが。
腕が痛いとのこと……。
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どうぞ、どうぞ、ご自愛くさだいますよう。
今年は、大変お世話になりました。
来年も、よろしくおねがいいたします。
それでは、よいお年を!(๑◕‿◕๑)