ラッシュアワー
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/01/05 06:36:57
朝日が眩しい
またラッシュが始まる
今日から1日の始まる時間に
あなたに会えるだろうか
いつものあの駅で
ちょっとのおしゃれが
あなたの為なんて
きっと知らないわね
私の存在さえも
あなたは知らないのに
香水を控えめにして
あなたに気づかれたくない
本当はこっちを向いて欲しいのに
目立たないような私でいたいから
でもやっぱりちょっと悔しい
今日から仕事が始まる
こんなに長い休みなんて
ちょっとじれたったかった
君を見つめていたいのに
電車に乗るたびに会える君
僕の存在を
君は知っているのだろうか
いつもおしゃれだね
そう言ってあげたいのに
僕のこの心を君は知らない
近くにいるのに
何もできないなんて
こんな悔しいことってない
声をかけられたら
どんないかいいだろう
いつもの風景が
窓から流れていく
あなたは何を考えているのかしら
君は何を思っているのだろう
爽やかな一日の始まりに
仕事始めは文字通りONモードに切り替える日。
賀詞交換はあれどアルコールは無し。