車の暖房は燃費に影響がない!!!
- カテゴリ:車・バイク
- 2015/01/09 12:24:38
年末年始の帰省手段として、車を使った方も多いのでは?ガソリン価格の高騰もあり、燃費を意識してエアコンを控えめにするなどしていた人もいらっしゃったと思うのですが、実は暖房は燃費とは無関係なんです!そこで、気になるカーエアコンの仕組みと、燃費について紹介していきます。
暖房の仕組み
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燃費とは無関係なのに、なぜ車内が暖まるのか?それには、車のメカニズムに秘密がありました。
車のエンジン熱は猛烈に熱を帯びています。真冬でもその熱を車内に取り入れたら、車内にいる人は熱中症で死んでしまうほどの温度です。その熱を利用して、車内を暖めているのです。
燃料が少なくなってきたから暖房を消して、ガソリンスタンドへ向かう人がいますが、実は全く無意味です。だって、車の暖房は、ただのエンジン熱だからです。
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エンジンの稼働熱を利用して、暖房にしているのです。したがって、燃費とは無関係なのです。もうガマンせずに、寒い時は付けましょう!
暖房は、燃費とは無関係と分かりましたが、冷房はどうなのでしょうか?
冷房は燃費と関係大アリ!
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前述の通り、自動車の空調はエンジン稼働の余熱を利用しています。暖房は、余熱をそのまま生かして車内を暖めていますが、冷房は余熱を帯びた空気を冷却した上で車内に送り込み、冷やすのでコンプレッサーという冷却機器を稼働させることになるからです。
A/Cスイッチがキモ
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どんな車にもあるA/Cスイッチは、コンプレッサーのスイッチです。冷房を利用する際には、必ず押していると思います。このスイッチを押さなければ、冷たい風は出てきません。また、暖房使用時でもこのスイッチが入っていると、燃費が悪化するので注意してください。
コンプレッサーを稼働すると燃費が悪くなる理由
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なぜコンプレッサーを稼働させると燃費が悪くなるのでしょうか?これは、コンプレッサーの動力源に理由がありました。
冷房の場合はエンジンの回転でコンプレッサーを稼動させるため、エンジンの負荷が増え、加速が鈍り、結果燃費も悪化する。馬力換算では数馬力から十数馬力のロスとなる。
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エンジンの回転でコンプレッサーは稼働しています。そのため、燃費が悪化するんですね。これは、冷房だけではなく、冬場のフロントガラスの曇り取りでも同じなので注意が必用です。
ハイブリッドカーの場合は?
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徐々に普及しているハイブリッドカーの場合はどうなのでしょうか?これについても調べてみました。自動車業界最大手のトヨタ自動車が販売しているプリウスのケースを紹介します。
プリウスも、エアコンをONにすると多少燃費が悪くなります。でも、通常のガソリン車と違って、冷房よりも暖房の方が燃費悪化の度合いが大きいのが特徴です。
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この理由は、ガソリン車との作りの違いが原因として挙げられています。
プリウスは、アイドリングだけでなく、走行中も不要な時はエンジンを停止します。そのため、冷却水が温まりにくい構造を持っています。 車内の暖房には、温まった冷却水の熱を利用しますから、寒い時、エアコンをONにすると、少しでも早く冷却水を温めようとして、エンジンがかかりっぱなしになるのです。
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エンジンがかかりっぱなしになるということは、燃費が落ちる事に繋がります。では、ハイブリッドカーの場合は、どうすれば燃費に優しく暖房を使う事ができるのでしょうか?
走り始めてから冷却水が温まるまでは、エアコンをOFFにしておく必要があります。当然車内は寒いですが、バイクに比べれば天国だと思って耐えましょう(笑)
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冷却水が温まれば、燃費にあまり干渉することなく、温風を車内に送ることが出来ます。10分程度は、ガマンが必要なようです。逆に冷房の場合は、それほど燃費が落ちることはないとのことです。
燃費に悪いから気をつけましょうねー☆
停車中でもアイドリングストップをキャンセルするようにしています。
止まってる時間が長いこともあり
冬場の燃費は良くないです。