決して言えないその二文字
- カテゴリ:自作小説
- 2015/01/12 12:12:04
注意
・BL
・兄弟の恋物語
・曇天に笑う小説
ではどうぞ!
俺はさ
空丸のことが
兄貴のことが
「「好きだったんだ」」
ひとりぼっちの部屋の中でそっと声に出してみる。
天火は思う。
「明日もちゃんと笑ってお兄ちゃんしてられっかなー」
空丸は呟く。
「明日もいつもどおり笑ってられるかな。」
二人は思う。
「この気持ちがバレませんように。」
けれど、そんなのは嘘で二人共本当は心のどこかで気付いて欲しいと願っている。
天火が空丸に引っ付くのは本心に気付いて欲しいから。
空丸が天火に冷たいのは恥ずかしいと本心に蓋をするから。
「兄貴は強いから俺なんか足でまといなんだろうな・・・・」
「いつかは俺がおいていかれるんだな・・・。」
二人共お互いを想い合っている。
だけどこの感情を伝えたら家族であることが、何もかもが壊れてしまう。
なんだかんだ言ってお互い、これが怖いのだ。
「なぁ、空丸。
俺がもし好きっていったらどうする?」
「兄貴、好き・・・・・。」
静かな部屋でふたりの決して言えないその二文字だけが響いていた。
やっぱ、彩雨は、小説が御上手ですわ^^
曇天に笑うってやつ、そういう系なの・・・!?(興奮気味
俺、腐女子だからさwww
曇天に笑うは見たことないんだけど…
見たくなったわ!
ちょ、見てくる!ww