Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


悲しみの湖


久しぶりにブーツを履いて
街中に出る
あなたの好きだったブーツ
あなたが褒めてくれたブーツ
一緒に選んだブーツ


もう履かないと思ったのに
思い出が辛すぎて
でも捨てられなかった
二人の思い出がつまったそれを
見えないようにしていただけ


風が冷たい背中を押す
どこに吹けというのだろう
降り立った所には
何があるというのだろう
あなたの面影が映る湖のほとりだろうか


いつまでも悲しまないようにと
誰かがささやく
もう涙も乾いたけれど
心がまだ泣いていて
湖面に小さな円を描く


一度だけあった
見知らぬ人とあなたの姿
後ろからだったけど
あなただとすぐに分かった
もう私の隣にはいないんだと


さようならを告げたのは
私の方で
驚くあなたの陰には
あの人がいるんだわ
だからもう愛されない


悲しみの湖は深く
何も答えてはくれない
私はそこに立ち止まったまま
どこにも行けやしない
いくら風が背中を押したとしても

アバター
2015/01/17 12:07
ロールさんへ
ありがとうございます。

少し早すぎた別れの知らせ。
さよならを言う彼の心の痛さを知っていたのでしょうね。
アバター
2015/01/17 11:35
自分からさよならを告げるのは
勇気もいるけどとっても悲しいね
><



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