Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


送る旅立ち


晴れ渡った冬の日に
飛ぶ鳥も暖かそうで
見上げる空には
陽の光と あなたの面影が


どこに行くのだろう
私にはなにも告げずに
ただ別れの言葉だけを置いて
荷物は何も持たずに


持ちたくなかったの
私の影も心も
重いものだと感じていたの
そんなつもりじゃなかったのに


「愛している」と言う五文字が
今も響いている
それはあなたも同じことだと
信じていた私だった
でもそれは違ったのか


ひそかに携えていたあなたの面影
まだ手元に残したまま
私はどこに行けると言うの
もうあなたなしではいられない


あなたなしではいられない
この気持ちが伝えられたら
どんなにかよかったか
でも重荷になるだけだったろう


それさえも言えずに
見送るしかなかった私の
想いはどこに飛ぶのだろうか
もう日暮れかけた空気が冷たい

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2015/01/24 11:02
初めまして、こんにちは

綺麗な詩ですね、別れた恋人への想い、
それは鳥や空なんて日常の景色の中にさえ面影を重ねてしまうほどに強いのだろうと読者に想像させます。
特に大切にしようとしている為に臆病に徹してしまい、それが思わしくない結果を招いてしまう恋愛のジレンマ、
その後悔の念が素直に表現されていると感じます。

ただ悲恋だけでは悲しすぎるので、教訓と言うかどこかに救いがあるともっといいですね



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