バレンタインディ
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/02/13 15:36:39
去年のバレンタインデー
渡し損ねたチョコレートケーキ
甘い甘いチョコの中に
私の心をいっぱい詰めて
あなたの為に焼いたのに
病の中のあなたは
無理に元気そうに振舞って
でもケーキを食べる元気なんかなくて
渡せなかった
愛していることも私の心も
病室の白い壁が
一番嫌いだった
その中にあなたが
吸いこまれていくようで
必死に止めていた私
あなたの心は知っていた
私のことをどう思っているか
はっきりと言わなかったのは
自分のことをよく知っていたから
私を悲しませたくないから
涙にくれたこの半年
あなたを失ってから
私はどう生きてきたのだろう
手のひらには何も残っていなくて
あなたと撮った写真だけが踊る
もう手が届かない
もう笑顔が見られない
もうぬくもりがなくなった
だのに私は探している
いつまでもあなたの姿を
今年も焼いたチョコレートケーキ
あなたの為だけに
誰にも渡すことなんかない
あなたがその中にいるようで
ただだただ見つめていたかった
いつの日にか私は
別の誰かの為にきっと
このケーキを焼くのだろう
でもあなたを忘れるんじゃなくて
私の歴史の中に刻まれている
マイ・バレンタイン・ディ
いつだっていつだって
私の心が馳せて行く
愛する人がいる限り
チョコレートの香りに乗せて
コメント、ありがとうございます。
そうなんですよね~、結構楽しいですw
でも、バッテリーがダメになっちゃって、交換必要w
最近はサボってます。
プロフイルー今日確認したら「ダンナさんとツウリング…」と記載してありました。
良く読んでませんでした。
失礼しました。
ブログコメントが、現実なら…まだ貴方は独身なんですか?
彼の事が忘れられずにいるのですね?
彼との思い出は心の中にしまつて置いて、新しい彼を探すべきです。
でも…現実はなかなか現れませんが…(出会いの場がないと)
男性不信の女性も多いとか…
つきあつていて、もし
お金の事を言う男性は、サギと考えるべき!
騙されないようにね?