後編にて何事もなかったかのように家路に着いた、となっていますが勿論、点滴と痛み止めを受けたからと言って立っているのは至難であり、歩いて帰るなんて確実に無理でした

家から5kmほどらしいのですが、サクヤはこの病院方面に来たことが無く、最寄りの駅にしてもいまいち・・どのみち電車を利用してもそこそこ歩くことはサクヤの家の最寄りの駅からして必然だったのです

なので、タクシーを使うことにしたのですが看護婦さんに「迎車で呼びましょうか？」と問われると？となったサクヤ
お恥ずかしい話サクヤはタクシーというものをほとんど利用したことが無く（前に利用しようと連絡したことがありますが予約は出来ない、当日連絡したら近くにいないということで利用出来ずで「つ、使えねぇ」な始末でした）
迎車という言葉にピンとせずに「迎車と普通じゃ何が違うんですかね？」と聞いたのです

迎車とは迎えに行く地点まで客は乗せられません、であり呼んだ当人の為に出向くタクシーのことを言います
なのでそこまでの距離はメーター換算されますし初乗り料金が乗る前から取られる仕組み

タクシーが来たとき既に720円の表示が・・・元々その日お金を持ち合わせていなかったサクヤなので医療費、薬代からして足りなくなる可能性もありました
そのことを伝えた上で最悪お金をおろさせてほしいと言ったのですが・・・

優しそうにふるまう運転手、しかしそういう手間が面倒なのか「時間によってメーターが変わるんですよね～」なんて言いながら、まあサクヤの為なのかどうかはさておき、荒い運転でスピードを出し、手持ちのお金に達しそうな手前で「あ、じゃあここでいいです」と言ったら「具合悪そうだし行けるとこまで行きましょう」と一見優しく言うのです

勿論その時はそう思ったのですが、目的地とされる小学校の裏門にぐるりと回る感じで道を選ぶと最後の最後「ごめんね～メーター上がっちゃった」とまあお金が足りなくなることは無かったものの、そこで降りることになったのでした

本当に善意からそういう結果になったのだとしたら申し訳ないですが、どうも降りてから不信感を覚え始めたサクヤ
何となく素直に「ありがとう」という気持ちが出せなくなってしまっており。むしろ「やられたかも・・」とすごくモヤモヤな気持ちになってしまいました

皆さんはどう思われるでしょうか？ただサクヤがひねくれていただけでしょうか？
ちなみに初乗りの料金にしても近くにいるのにわざわざ遠回りをしてメーターを上げてから迎えに来る輩もいるようです

もし、サクヤの邪推が真実なら具合が悪いのを知った上でお金を少しでも搾り取ろうとする外道のなにものでもありません
何が真実なのか・・もはや確かめようがありませんが、今後タクシーの利用は考えないといけないなと思ったサクヤです

と、書き始めたらまたしも肝心の腹痛がその後どうなったのか？が入りませんでしたので次回「おまけ2」でまったり書き込もうと思います