Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


真夜中の高速で


眠れない真夜中に
ノックの音が響く
2回 そして間をおいて3回
あなたの来たあいず
そっと扉をあける


熱いコーヒーを入れるまで
車の中で待つあなた
甘いものを持っていく
一時の静けさの中で
コーヒータイムを楽しむため


そっと動き出すあなたの車
いつも自慢げに走りだす
お気に入りのそれの
シートにもたれながら
暗闇だけが過ぎて行く


対向車の明かりが過ぎて行く
猛スピードで
高速に乗って今夜は
どこに行こうというの
いつもあてのないドライブで


何も言わない車の中で
スロージャズだけが流れる
たまにはそんな空間もいい
喧騒に包まれた日常を忘れて
暗闇に溶けていく一時


そっと駐車場に止まって
コーヒーとクッキーでしばしの休み
それでもあなたは黙っている
私のことなど風景で
でもそれがまたいとおしい


どこまでもどこまでも
この時が流れるといい
夜が明けてもあなたと
こうしていたい
だからもう引き返さないで


それでも日々は流れて行く
またいつもの時間がやってくる
でも恐れはしない
こうしてまどろむ時間がまた
やってくることを信じているから




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