春の芽吹き
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/03/10 09:00:16
花屋さんの店先に
黄色のフリージアの花が並ぶ
黄色のその花達は
春の訪れをそっと示している
大好きなその花を
一束買って、部屋に飾る
春らしくなったそこが
新しい恋の季節を告げる
昨日までの暖かな日が
一転して今日は
冷たい風が吹きぬける
まだ春は遠いのか
私達の恋には
三度目の春は来なかった
恥ずかしげにそっと咲く花も
あなたと見つめていたのに
まだ忘れられないその想いを
まだそのまま抱きしめて
私はどこに行くんだろう
もうあなたなしで
新しい春と共に
新しい恋を見つけるなんて
私にはできそうになかった
そんなに想いが強かったのに
あなたはどこにいるの
誰と一緒にいるの
コートを脱いで歩く日が来ても
想いまでは脱ぎすてられない
冷たい風の中にも
そっと木々は芽吹きを待っていて
そして花咲く時が来る
私の心はどうなんだろう
追いかけられなかったこの想いは
体にまとわりついて
私から離れようとしない
まだ冬をまとったままで
咲く花達を見たら
氷も溶けて行くだろうか
でもその氷から流れる水は
私の涙のようにも見える
歩いて行こうとしても
思い出は捨てられないだろう
いつか誰かと出会う日が来たら
それが決別の日になるだろうか
さようならが言えなくて
まだここにいたままで
北風をいつか見送っても
あなただけは見送れない私
ありがとうございます。
こんな詩ばかりですが、よかったら覗いてやってくださいね。
コメントありがとうございました。
お返事、遅れてごめんなさい。
詩集ね…、できるかなぁw。
週末は雨っぽいね。お花見、無理かなぁ。
尊敬します(@^^)/
コメント、ありがとうございます。
思い切って言えたようですね。
たとえ離れて行っても、思い出は美しく残ることでしょう。
それがSigekさんにとって、また未来への輝きになるでしょうね。
う~ん、どうかなぁ。
友だちのままでいることが、まだ切ないんですけどね。
この間は、話聞いてもらってありがとうございましたm
なんかとってもせつない詩ですね・・・
この間、最後に言ってた大好だった彼ですか。。
気持ちわかります;;