Nicotto Town



あれから4年です。その2


その1を書いてる途中で画面が固まり 続きが書き込めないので
新しくその2として作りましたので続きになります。


今年は私のあの日を書きたいと思います。


あの日のお昼は 珍しく近所のお弁当屋さんからデリバリーを頼むから 
注文する人どうぞと事務室から連絡があり せっかくなのでと
私も乗っかり 「梅しそ巻きチキンカツ弁当」を頼むことに。

そこのお弁当屋さんは多めなので 私はあまり乗っからないのですが
「たまにはいっか」と注文しました。

案の定お腹いっぱいで受付に戻り 4月から働く人への研修をしていました。

午後2時46分。
もの凄い地鳴りのような音と一緒に大きな揺れが。

周りを見てみると 館内だけじゃなく 外の電柱も大きく左右に揺れていました。
そして 信号もすでに消えていました。

一緒に受付にいた怖がりのパートの女性が「怖~い><;」としゃがみこんだ為
パートの女性と研修中の彼女を受付の下に潜らせて私は受付前のロビーへ。

「皆さん、頭を守ってしゃがんでください」と大きな声で叫びました。

館内では何度も大きく揺れるので パニクって叫び声も聞こえました。
慌てて外に逃げようとしてる方もいらっしゃいましたが
「外には出ないでください。館内の方が安全です。頭を守ってしゃがんでください」
私は必死に何度も何度も叫びました。

実際 当館は震度7まで耐えられる耐震構造になっているので
下手に外に出て ペデストリアンデッキなどが崩れていることも
あるかもしれないので 外よりは安全だと判断しました。

年配の女性が私に近づいて来て「怖い~どうしましょう 怖いわ」と
体が震わせながら抱きついてきました。

その年配の女性を受付の中に連れて行き ガタガタ震えてるパートの女性に
「そこにいていいので このおばあちゃんも一緒にお願いします」と託し
またロビーへ。

大きな地震は その後も何度となく起こります。

そのうちに防災センターから 館内緊急放送も流れ
案内があるまでその場で待機して下さいとのこと。

あの時点で お客様は館内には500人くらいはいたと思います。

事務室からスタッフが来て 広範囲で停電が起こってることと
館内のお客様を避難所まで案内するのにどうするかを県と確認中との報告をもらい 
それまではこのまま待機してもらうことの指示を受けました。

各会議室に待機してるお客様を全員ロビーへ避難させて
各団体毎に座ってもらい安否確認をしてもらいました。
幸い けが人も行方不明者も一人も出ませんでした。

広範囲で停電になっていましたが 当館は自家発電に切り替え
避難経路の非常灯 トイレ 洗面所は使えるようにしました。
ラジオをスピーカーに繋ぎロビーに流れるようにして
ラジオから情報を得ていました。

私たちの管理事務室と防災センターは地震直後より大忙しになりました。
お子さんがいるスタッフはすぐに自宅に帰ってもらい
男性スタッフと独身女性が残り お客様の対応をしていました。

県からの連絡で 本来の避難所である中学校の体育館の窓ガラスが割れてしまい
避難所として使えなくなったので 当館を緊急避難所として欲しいとの
要請があったようです。

ただ 通常の避難所ではないため 避難に備えた備品が無いので
これから県のほうで備品を届けますが時間がかかりますとのこと。

そこでうちのボスは 館内にあるコンビニの店長に連絡して
管理事務室で店内の食品や飲料水全て買い取りました。
そして それをすぐに館内のお客様に配りました。

夕方になり辺りが暗くなり始めると 近隣の駅やデパートや
施設などから 自分のところでは自家発電が無いため
暗くなる前に待機してるお客様を受け入れて欲しいとの要請の電話が
次々とかかってきました。

初めて知ったのですが 停電で電話も止まっていましたが 
緊急用に1台だけは繋がるようになっているんですね。

そこでロビーの他に ひとつ上の広場にもシートを敷き
次々と受け入れていくと最終的には800人ほどに。

なかなか届かない県からの備品も届き ダンボール・アルミシート・
毛布・パン・お水をみんなに配ることが出来ました。

ただ みんなに渡った頃にはすでに10時は軽く回っていたと思います。

管理事務室内のミーティングルームは 赤ちゃんやお子さん連れの
避難者さんに使ってもらっていたので いつもは静かな事務室も
とても賑やかでした。
ミーティングルームの隣の控え室は 館内にいたお医者様に来てもらい
緊急医務室として使ってもらいました。

館内のお客様への対応などでバタバタし やっと事務室に戻ったのは
12時を回っていました。

ここまで私たちスタッフは一口も食べ物を口にしていませんでした。
お昼に珍しくお腹いっぱい食べていたおかげで助かりました。

男性スタッフはそのまま泊まって夜通し対応することになり
今いる女性スタッフは一旦帰って 次の日の朝5時ころには出勤して
避難者への朝食の配布をすることになり帰宅の途へ。

時間は深夜1時を回っていましたが 疲れを感じる暇はありませんでした。

外へ出ると 明かりが一つもなく 真っ暗でしーーーーんと
静まり返っていました。

ただ 皮肉にも いつになく星がキレイに見えていました。。。


東北は元気です。
ですが、
じゃあもう大丈夫、
というわけではないのです。

1462日。
1日だって手を抜かず、
復興を進める人たちがいます。



それでも 被災地の風景は
去年から全く変わらないのが現実です。。。


このCMを観ると 涙がでちゃうんです。
http://www.reborn-toyota.jp/

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2015/03/14 22:28
げんたろうさん

コメントしずらい内容なのにありがとうございます^^

そんな謝らなくていいんですよ^^
現実を知ってもらって 今後何かの時に教訓として
同じような被害が起こらないようにしてもらえたら 
それでOKだと思うんです^^

誰が悪いわけでもないんですから^^
こちらこそすみません^^;

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2015/03/14 22:12
何もしていない自分がいます。
気持ちはあるつもりです。
日々の生活に追われ・・・
いいわけです・・・・
テレビなど見るたびに思います。
申し訳ありません。
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2015/03/14 21:16
るかちん

いつも優しい言葉をありがとう^^

元のようになるくらいの復興はまだまだかかりそうだけど 
今日よりは明日 明日よりはあさってと
少しずつでも進んでいこうと頑張ってます^^

地震もまだおさまらないしね。
地球さんがそんなに怒らないで~と言いたいw

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2015/03/14 20:53
ひかちゃん

読んでくれてありがとう^^
それに コメントしずらい内容なのにありがとうね^^
その応援してくれる気持ちがすごく励みになります^^

まだまだ伝えたいことはたくさんあるんだけど
また長くなっちゃうから 少しずつ伝えていけたらと思ってます^^

こんな私だなんてそんなことないよ~
すごーーーく助けられてるんだから^^
離れていても こうして応援してくれるからこそ
私もこうしてニコタを続けていられます^^

ひかちゃんも今を頑張っているから
いつも応援してるからね。

お互い色々あるけど 乗り越えて生きていこうね^^

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2015/03/13 01:39
みゆちゃんの人柄が伝わってきました。

これからも、伝えってってください。

私も、復興を祈っています。

みゆちゃんが大好きだよ☆.。.:*・
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2015/03/12 18:24
東北の人たちのがんばりやみゆちゃんのがんばりを見ると頭が下がります

その心は、わたしには計り知れないけど。。。みゆちゃんを、東北のかたがたを

心から応援してます。

テレビを見ると、東北の人たちの生の声、現状を知ることができ。。。みゆちゃんのブログでもまた

少しでも知ることができ、よかったと思います。

忘れないように。。。今を一生懸命生きてこうと思います

いつも支えてくれてありがとう

こんなわたしだけど。。。少しずつ元気になってるので。。。よかったら頼ってくださいね


静岡から、応援してます

心から。。。。ひかるより
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2015/03/12 01:02
れいさん

れいさんのブログを読ませていただきました。

れいさんは ボランティアの他にもご自分の資格等で
地域に深く貢献されててすごいな~って思いました。

れいさんの行動は彼と一緒に被災地の方々への明日へと繋がる
とても大事な活動だったと思います。

フットワークの軽さに頭が下がります。

今のれいさんもきっとあの時と同じような優しい思いで
お仕事をされてると思います。

お互い辛い経験だったけど あの時を忘れずに
未来へと繋いでいく手助けが出来て行ったらいいですね。
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2015/03/11 23:05
4年たった今でも
記憶の中で色あせることは無いですね。

私はあの時、大学の6階で身動きできなくなり死ぬ思いをしたと思いましたが、
そういう中では恵まれていることに気づき、
被災者意識を捨て活動した記録をここに残しておきました。

今でも頑張っている方々には頭が下がる思いです。

http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=553634&aid=54972546



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