ネイティブ・スピード・コンプレックス一発解消法
- カテゴリ:勉強
- 2015/03/13 14:12:14
「英語で、ネイティブスピードにどうしてもついていけない」
「日本語字幕なしで英語を見ても意味がわからない」
そんなふうに思っている、ネイティブ・スピード・コンプレックスのあなた、一発で解消できる魔法を、現役アメリカ人英語講師のブラッド氏(実名)に昨日伺いました。オレ自身、「あ、なるほど」と納得できる点もあったので、ブログに残しておきます。
ブラッド氏は、F県K市で、「COOL英会話(実名)」を経営、初心者のクラスは空席待ちの曜日もあるほどの人気ぶり。全体的に経営難と言われる英会話教室で栄えている理由は、やはりブラッド氏の手腕にあるようです。
オレの大将(お世話になっている先生)は、週一回、木曜日にだけ趣味でカフェをやっていて、昨日たまたまお邪魔したら、18:20ごろ、ブラッド氏がやってきました。
「18:30からの個人レッスンがキャンセルになって、19:30まで時間が空いたから、中東の話を聞きにました」
オレの大将は、この2月に、いろいろと危険が指摘される中東の某国へ行き、しかも、公衆を前にしてメッセージを何度もしてきたという強者。ご近所在住のブラッド氏は、いたく感動して、大将の話を聞きに来たのでした。
会話は40分に及びましたが、大将はパソコンに上げた中東旅行の動画見せたりが主で、7割方、ブラッド氏が話していました。
その時、驚いたのは、ブラッド氏の話のわかりやすさです。
大将は、海外旅行してもことばで困らない。英語でメッセージができるレベル。
オレは、読み書きは何とか仕事になるけれど、リスニングは弱く、ネイティブスピードのアメリカ人とはタイマンを張れないレベル。
しかし、9・11を超えて赦し合うべきだというメッセージは、100パーセント理解できました。
「さすがプロですよねえ。ほとんどわからない所がなかった」
「語彙を類推しても誤解につながらない話。すごいですね」
再会を願いつつ、ブラッド氏はレッスン場に向かっていった。
しかし、この話には前がある。大将がコーヒーを淹れている間の約10分間、オレには、ブラッド氏と一対一で話すチャンスが与えられたのだ。オレはすかさず聞いた。
「リスニングが弱く、ネイティブスピーカーついていけません。何かいい方法はありますか」
ブラッド氏は、オレが知っているいくつかの方法を教えたあと、こう言った。
「まあ、いちばん簡単なのは、『私はネイティブスピードについていけないから、少しゆっくり、チャング(単語を続けて発音すること)なしで話してください』、って、言っちゃえばいいんですよ」
『ええええええっ!』
『それって、敵前で白旗を揚げるようなもんじゃんwww』
「映画だって同じです。意味が聞き取れないから日本語字幕があるんでしょ。だったら堂々と見ればいいんです」
『えええええっ!』
「私の英語の師匠は、『日本語字幕付きの映画など見るな』、と言っていました」
「その師匠という方は、たったひとりで何年も、アメリカで暮らした人ではありませんか」
「はい」
「あなたも、そうしたいのですか。つまり、アメリカに渡って暮らしたいのですか?」
「いいえ」
ブラッド先生はニッコリ笑って。
「いいですか、こうしてあなたと私が話せているのも、先生(大将のこと)が中東の国で多くの人々と話をすることができたのも、みんな、国際語としての英語のおかげです。それで十分ではありませんか。ネイティブ・スピードのイングリッシュなんて、アメリカ国内や仲間内だけで通用する方言のようなもんだって、思ってしまえばいいんです」
ブラッド師、すごい!
その割り切り方もさることながら、大将とオレが完璧理解できるように話してくれた配慮もすごい。
おそらく師は、基礎英語Ⅲ(中3)レベルの人々を前にしても、わかりやすい英語だけで、平和の尊さを全員が理解できるように語るだろう。
結局、コミュニケーションとは、思いやりなんだなと、えらく感動した早春の夜であった。
英語圏に移住するつもりでなければ、無理なスピードについていく必要はない、か。
考えてみたら当たり前でしたね^^;
いや、たとえ移住するにしても聞き取れない速さだったら、
「もっとゆっくり話してくれ」っていえばいいだけのことなんですよね。
意思疎通のために会話するのだから、理解できなければ意味がないし、
伝わらないのも意味がないですもんね。
日本語でも同じでした・・・
よく「早すぎて聞き取れない」、
「早すぎて何を言ってるのかわからない」と言われてまして、
多少はよくなったはずなんですが・・・(汗
少しゆっくり話してと頼むのね^^
個人的には、アメリカンよりブリティッシュの話す英語が好きです~というかあの独特のイントネーションが好きなのかもw