今晩は、今日は早く帰って来ました。

前回の福島ネタ、やっぱり、皆さんのコメントは少ないですよね。

だって、東北に３県に住んでなかったら関係ないですもんね。

僕だって、大阪に居たら、まだ言ってるんかいって思うもん。

さて、おとついの新聞で汚染土の運搬が始まったと書いてありました。へぇ～、始まったか。
と、よくよく読んでみると、用地買収は１％しか終わってないらしい。それと今の用地では、汚染土の０．１％分しか置けないんだってさ。

さて、なぜ国は、そんな状態で運搬を開始したのでしょう。それはね、役所だから。

年度が変わる前に運び出すって決めたら、是が非でも運び出すってことね。
もう、ちょっとでいいんですよ、運ぶのなんて。それで大義名分が立つんだから。

福島市長も、自分の公約を守るために無茶苦茶な発注をして、今年の１２月には住宅除染を完了すると豪語しています。
えっと～～、。この三月末の段階で、除染が始まって、３年半です。
現在完了が、福島市内の全家屋の６０％弱です。

福島市長は、後、９ヶ月で残りの４０％を終わらせろと言ってるんですね。。。

僕ら業者は、とってもシンプルに考えてます。あ、市役所は除染やる気無いなって。

だって、普通に今までどおり丁寧に除染してたら終わらないですよ。

まぁ、市長はこないだ当選した元中央官庁の官僚ですから、国から脅されてるんでしょうね。

福島市なんて、たいした放射線量が無いんだから、あと１年で補助金打ち切るよって。

そりゃそうだよねぇ。夏になったら外で裸で園児が水浴びしてるんだから。
もう、今更いいんじゃないって思われてるんでしょ。僕もそう思いながら、仕事だから除染やってるけど（汗）

そうそう、汚染土の運搬始まったって、記事の中にね、地主の人の声が書いてあった。

「ほんとに３０年で他県へ持って行ってもらえるか、半信半疑だから、土地を売るのは慎重になってる。」

ってさ。。。。。アホ臭い。。。今更、膨大な汚染土どこもっていくのよ。他県の貧乏な田舎町が引き取ってくれると思ってるのかね。

本当は、地主達もわかってるのよ。永久にここに保存されるって。でもね、少しでもごね続ければ、買取金額が上がると思ってるのね。これが本音。

もうねぇ、福島県内でも保証金もらってる人とそうでない人の軋轢が凄いんだってさ。福島には、浜通り、中通り、会津っていう３地区に分かれてるんだけど、浜通りってのは、地震の前までは、農業と漁業で生計を立ててて、知名度も低く、他の２地区から、下に見られてたのね。

それが、保証金で金持ちになった上に２地区に避難してるもんだから、仮設に住んでる人たちは、白い目で見られてる。
何をうそ書いてるんだ、って言うかもしれないけど、町を歩いてたら、よそ者の僕らの耳に普通に入ってくるんだから。。。新聞とかニュースじゃ言わないけどね。

だってさ、除染やってる土地を、被災した人が買うんだけど、どう言ってるか知ってる？

「６０坪の土地じゃ狭い。」

これを地元の不動産屋さんから聞いたときに、怒りがこみ上げてきたよ。こんなやつらになんで税金突っ込まなきゃいけないんだってね。
地元の不動産屋さんは続けて言いました。

「最近、土地１００坪以上の土地を探してる人が増えてねぇ。市内じゃなかなか無いから、出たら、すぐ売れるだぁ。震災前はさぁ、１００坪くらいの土地だったら、２軒家建てて売ってたんだけど、今は、被災者が１００坪まるまる買ってくれる。家を建てるのも６割国が出してくれるんだってさ。こっちは商売だから、売れたらいいけど、内心複雑だよ。」

これが、今の福島の現状です。保証金を得たもの、得られなかった者、仲良くやっていくのは、まだまだ、日にちがかかるでしょうね。いや、無理でしょうね。。。