春だ。ギターだ。楽器屋だ。
- カテゴリ:音楽
- 2015/03/21 09:48:02
春はギターの季節です。
卒業式、就職、異動、引っ越し、そんなきっかけがあってもなくても、
春にはギターを買わなければいけません。バンドマンの義務です。
冗談はともかくですね、春休みなどを利用して、少々懐の温かい方は、
楽器なんぞ始めてみますと、新しい自分と出会えるかもしれませぬ。
弾けるかな?なんて心配しちゃダメ。まずは買いましょう(楽器屋の回し者ではない)。
以下、末期を通り越し晩年を迎えた爺ギター弾きの独断と偏見です。
1、お財布に10万いれなさい。
ゲ! とか言わないでください。確かに1万円なんてヤツもあるが、避けましょう。
出会いが全てを決めます。マジに貴方の人生の伴侶となるかもしれぬのです。
この予算なら安心だし、数々の付属品も買える。とにかくお金を調達!
2、構えなさい。鏡の前に立ちなさい。
どんなギターがいいの? なんて調べてもムダ。弾けないんだから。
自分で構えて鏡の前に立ち、一番『カッコ良く』見えるのを探す。
重い、大きい、派手……ドーデモよろしい。とにかく自分に一番似合うヤツが正解。
3、新品を買いましょう。
保証付きの新品が絶対のオススメ。楽器だって交換や返品もできますよ。
店員さんと親身になれば、簡単な調整や相談にも乗ってくれるし。
自分と波長の合う店員さんが見つかれば信頼関係も構築できます。
4、G、C、Dで半年過ごしなさい。
初心者の関門はFというコード。なーに、弾かなくてもいいんですよ。
ト長調の主要3和音であるG、C、Dだったら手の小さい人でも何とかなる。
この3つで出来る曲、山ほどあります。短調好きならAm、Dm、E7もOK。
5、ヘタでも音痴でも歌いましょ。
鼻歌でもハミングでもいいです。「声」って最高の楽器でございます。
どういう音がどのコードと合うのか、なんとなく体で覚えられるし。
録音して余りのヒドさに頭を抱える、なんていう楽しみもございます。
6、チューニングだけはしっかりね。
忘れてた。ギター買うなら7千円ほどのチューナー買ってください。
ギターの美しい響きは正しい調律でこそ堪能できますぞ。
安物チューナーは絶対避ける。針とLEDのついてるヤツがオススメ。
心浮き立つ春でございます。新しいことにチャレンジする季節っす。
貴方もこちら側の入り口に立ってみませんかい? 人生の寄り道しませんかい?
購入相談等、受け付けてみましょう。あー面白い。若者を魔界に誘うバカ爺です。
えっとですね。楽器が『在る』という暮らしを実現なさると、さまざま変わると思われまする。
幼いころからピアノあり、ギターあり、三味線ありという恵まれた(?)環境だったから、
楽器に手を伸ばすことが簡単にできて、音を出す面白さを知ることができて、音楽が好きになりました。
また『習う』というのも個人的にはドーデモヨイことと思ってます。
魔女の宅急便で、「魔女は血で飛ぶ」というセリフがありましたよね。
けっこうアレに近い部分があります。占星術もそうなのかなー? 楽器も「血(魂)で弾く」と思うんです。
「上手に」とか、「正統な」とか、「正しく」とか考えると動けなくなっちゃうから、一切無視。
あらゆる音は、その瞬間しか響かない唯一無二、空前絶後のモノです。
そう考えれば、楽器を手に入れて気晴らしに触れる、というのも唯一無二の体験なのです。
買って身近に置き、気が向いたときにチョコっと触れるだけ。それでも生活って変わるかもしれません。
良い楽器なら、ただ触れるだけでも「音」を楽しめます。琴線に触れる瞬間があります。
ギターでもカホンでもアコーディオンでも、種類を問いません。
うわー、楽器屋の回し者みたいに長い文になっちゃった、ゴメンナサイ。
でも、〇マハのコマーシャルじゃないけど「音楽の在る暮らし」というのは佳きものです。
イメージからすると……リュートとかハーディ・ガーディとかお似合いではないでしょうか。
つい忙しいとか、土日は寝ていたいwとか、言い訳しております^^;