Nicotto Town


コノハナ・サクヤ


サクヤの前世(その2)

前にも話しましたがファッションにそれほど興味はないし、流行りものはむしろ嫌いなサクヤですからいわゆる東京都心のオシャレなお店にも行きたいとは思わないのです

ところが例の友達に誘われ、たまにはいいかと付き合い、渋谷だか新宿だか(たまに混同しまう)どっちだったかもう忘れてしまいましたが言ったことがあるのです
みんなでたわいもない話をしながらブラブラし、ちとオシャレなクレープ屋さんでおやつタイムをしたりと何やかんや言うてもそれなりに楽しんだサクヤ

そんな中、道の通りに簡易的なテントを見つけたわけですが全体を覆っていないので外から丸見えになっており、そこにいかにもな風貌の占い師がいたのです
TVで見たことがあるような気がしまして、本当にいるんだなと驚いた記憶があります

で、看板に「あなたの前世占います」とあり、一回280円とあったのです
何だ!?その半端かつ意味深な価格設定は・・と既にツッコミどころ満載なわけですが早速友達はくいつき「一回280円だって!!」「やってみようよぉ~」となったのでした

全く興味がなかったのですが、せっかくみんな盛り上がってるしネタにもなるだろうと結構乗り気になってしまったサクヤ

まずは一番に占ってもらった友達をA子としましょう
占い師が目の前にある水晶を手で撫でながらモゴモゴ何といっているか分からない発声に吹き出しそうになりながらも、その様子を眺めていました
すると占い師は何かを理解したような仕草を見せ、ゆっくりとこう言ったのです

「あなたの前世は女将さんです」と・・・

いやいや女将さんて、範囲広すぎるやろ!
どこの女将さんやねん!何時代の女将さんやねん!!とサクヤはその場で大声で叫んだのでした、心の中で

微妙な空気にさらされるサクヤと友達
しかしこれはまだ序章に過ぎなかったのです・・・次に占ってもらった友達をB美としましょう
B美に待ち受ける前世とは一体!?次回につづく





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