Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


元気をくれる、ことば。から“ば”をぬいてみる


元気をくれることば…。
ことばをあつかうことを仕事にしているから、
かえって、むずかしいな、このお題は。
仕事で、創作で、つかうことばは、すべて
元気にしてくれる、ともいえるし。
元気にしてくれる、というよりも、ともに在るかんじ…。
あるいは、ことばによって、いかされるかんじ。
ことばもまた、わたしがつむぐことによって
いきだす…なら、うれしいが。

元気をくれることば、から、すこしはなれてみる。
いや、ことばあそびをしながら、
“ことば”から、“ば”をぬいて、考えてみる。
つまり、元気をくれることば、ではなく、
元気をくれること…。

くもりぞらが続いたあと、陽射し、ひだまり、
陽光にちらめく波紋、木漏れ日、日なた、これらをみると、
どんなにか、晴れていることから、力をもらっていたか、
こうした光をまちのぞんでいたか、おもいしらされる。
日なたのなか、陽射しのなかに、身体をおくと、
それだけで、元気をもらえるような気がする。
かれら…だれだろう? かれらとおなじように
力をもらっているかんじ。

ひだまりが、やさしい。今の季節はとくに、かもしれない。
…じつは病み上がりなのだけれど、
病んでいるうち、ずいぶん、春らしさが、やってきていた。
まだ、微熱があって、いまいち、本調子ではないのだけれど。

きのう、ぼんやりと、ひだまりのなかの、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、
ハコベ、オオイヌノフグリ、たち、春の使者たちを、ながめる機会があった。
ひさしぶり。
ちかくには、桜並木があって。まだつぼみだったけれど、
だいぶふくらんでいた。来週には咲くのだろう。
まだ咲くということが、実感できない。
桜はそんなふうに、いつも唐突にやってくる。

だいぶ日がのびてきた。




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