黒猫目日記128 (城下町お騒がせ絵巻)
- カテゴリ:日記
- 2015/03/28 17:24:48
ようやく寒さもゆるみ庭先を艶やかな梅や桃の花が彩りはじめた。
そんなある日、春の名を持つ姫君から一通の書簡が届いた。
やよい姫と仰る姫君がこの街をお気に入られて城下町ごと遊びに参られたと云う。
Σ( ̄◇ ̄;)えっ?城下町ごと?
あわてて街に繰り出して見ればなるほど広場は堀川の流れる城門前と化して居る。
どうやらやよい姫様大層な神通力をお持ちのお方と見受けられる。
しかし、引っ越しの際に大事な物をいくつか無くしてしまったので探し物の手伝いを頼みたいとの事。
街には不慣れな従者を案内して探し物を見つけ出して欲しいのだそうな。
確かに、引っ越しと云うものはやたらと物が何処かに紛れ込んで分からなくもの、ましてやこんな大荷物
しかし、引っ越しの際に大事な物をいくつか無くしてしまったので探し物の手伝いを頼みたいとの事。
街には不慣れな従者を案内して探し物を見つけ出して欲しいのだそうな。
確かに、引っ越しと云うものはやたらと物が何処かに紛れ込んで分からなくもの、ましてやこんな大荷物
運び込んだ日には整理もままならぬであろう。
え、そう云う問題じゃない?( ̄▽ ̄;)
え、そう云う問題じゃない?( ̄▽ ̄;)
(;`∇´)え、え~と何をお失くしに成られたので?
「お気に入りの≪春を呼ぶかんざし≫と≪さくら貝の根付≫と≪桃色の垂れぎぬ≫じゃ。j
「そなたに案内してもらう従者はひな、かげろう、すみれと云う。よろしく頼む。」
「ひなと申します宜しくお願いいたします。」
「かげろうじゃしっかり案内いたせよ。」
「すみれで御座います。おじゃまになららいように一生懸命頑張ります。」
な、中々に個性的な方々で・・・(^_^;)
やよい姫様の従者は何れも人ではなく姫様の通力で人の姿に見えているそうな。
それ故、それがし以外の人には従者の姿がうつらぬらしい。
現に、うかつに話しかけて変な独り言を喋るおかしな奴と何度見られたことか・・(; ̄▽ ̄)
それ故、それがし以外の人には従者の姿がうつらぬらしい。
現に、うかつに話しかけて変な独り言を喋るおかしな奴と何度見られたことか・・(; ̄▽ ̄)
靴をすり減らして街の中を行ったり来たり。そこいら辺にいつも所在無げに立っている動物たちに
話しかけては失せ物の行方を突き止めて行った。
動物たちは協力的で親切に心当たりを教えてくれるが妙な土産を押し付けられるのには少々参った。
それやこれやで失せ物は無事探し当てることが出来た。
やよい姫様は大層喜ばれて、従者や自分の姿を模した根付を下されたが、
この根付、他の人にはちゃんと見えるのであろうか・・・( ̄▽ ̄;)
ともあれ、いつの間にやら春真っ盛り
どうやら春の名前の姫君は引っ越しと一緒に春を運んで来て下されたようだ。
金曜日、イエスは無実でありながら十字架にかけられ死んで墓にほおむられました。
日曜日の早朝、イエスは墓から蘇って弟子たちの前に姿を現し、数千人の人々が復活のイエスを目撃しました。その後人々の見ている前でイエスは雲に迎えられて天に昇りました。
イースター(復活祭)の頃は全てのものが雪の下で長い冬を過ごし、春になって雪が融けて黒い土から草花が芽生え、やがて色とりどりの花々がいっせいに咲き出す生命の躍動する季節、卵とウサギ(多産)は復活祭の喜びを表しているのではないでしょうか。