Nicotto Town



分かってるよ、そんなこと。

今日は4月1日。
僕の誕生日だ。
「おはようございまーっす!!」
テンションが高いまま部室に入る。
「おはよ~
 ぱっくん、今日は朝から元気だね~」
「おはようございます。」
などと、いつも通りのみんな。
そのまま練習は続いて、時はすでに正午前。

「みなさん、何か忘れてませんか!?」
僕がメンバーに問いかける、
「何かってなに?」
先生からのすばやい聞き返し
「こう・・・何か特別なこと・・・っ!」
うーんとみんなが首をかしげる。
「あ、ぼくちょっとトイレ・・・」
と途中で抜けたタツキ先輩以外は。
「先生誕生日今日だっけ?」
と、アキラ先輩が先生に聞く。
「俺はまだだぞー?」
そう返す先生。
直後、正午を告げる学校のベルが鳴った。

「なーんてな、分かってるよ。
 今日は朴の誕生日だろ?」
そういってくれる先生。
「ぱっくん、お誕生日おめでと~っ!」
ケーキを持って部屋に入ってくるタツキ先輩。

「みんなで、一緒に言いましょうよ、」

「「「「誕生日おめでとう!!!!」」」」


みんなの笑顔に僕も思わず笑顔になった。


END
おまけ

「なんで、嘘ついたんですか~?」

「今日はエイプリルフールだぜ?
 嘘ついてなんぼだろ。」

「でも、嘘をついていいのは午前中だけなので午後になると嘘をばらさなければいけないんですよ?」

「僕、嘘がばれたらどうしようかーってずっと緊張してた・・・っ!」

「タツキ、ずっとそわそわしてたしなー」


HPBぱっくん!w

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