「雨の妖精たち」?
- カテゴリ:30代以上
- 2015/04/11 12:12:37
降り続く雨
軒先で所在なさげなてるてる坊主に
差し入れでもしてあげましょうか
何が欲しい?
てるてる坊主の元祖は
「掃晴娘(そおちんにゃん)」
「にゃん」て付くくらいだから
きっとにゃんこの仲間
てるてる坊主さん
サバ缶で良いですか?
・・・
「ホントかしらね。まあ気休めにあげてみようかな」
窓の外は降り続く雨と暗い空。
ナオがサバ缶をてるてる坊主の前に置くと、雨の妖精たちが姿を現しました。
「何それ?」
「食べ物か?」
「サバ缶よ。てるてる坊主へのお供え物なんだから、食べちゃだめよ」
「・・・って、もう開けてるし・・・食うなっていってるでしょ!」
サバ缶を取り上げようとするナオ。
「あ、こら、何をする」
「サバ缶~」
抵抗する妖精たち。
「鯖まみれの汚い手で触るなっ。てるてる坊主のだって言ってるでしょ」
「てるてる坊主がサバ缶食って堪るかっ」
「そうだ~」
「こいつ、所詮ティッシュでしょ?ティッシュがサバ缶食ったら大笑いだわ」
「あはははは~」
「・・・妖精にそんな事言われたくないわ・・・」
あきれ顔で言うナオ。
諦めたようにサバ缶を妖精たちの前に置き、窓の外を眺めます。
いつの間にか、小降りになっている雨。
明るくなっていく空。
てるてる坊主が、笑顔で揺れていました。
「ね、明日晴れたらさ、みんなでお花見に行こうよ」
寒さが続いたためか、並木道の桜は、まだ花を残しています。
「桜餅買ってくれるなら行くっ」
「はいはい」
「サバ缶も~」
「それは嫌!」
「え~」
おしまい
(#^.^#)
ありがとう♪
サバ缶はね~
水煮だよ~。
お酒のお供によくあうのだ。
味噌煮はね
母の作るものが美味しいからね
缶詰ではあまり食べないのさ。
わたしが作ると、どうしてもあの味が出せないのよね・・・
(#^.^#)
あはは~。
試しにてるてる坊主の下にサバ缶を置いてみたら・・・
大雨になったわ(笑
雨の妖精たちが、大挙して押し寄せてきたのかも。
でも
口を開けたサバ缶を置いておくと
別の妖精さんが来そうだから、気をつけないとね。
(#^.^#)
味噌煮かしら
それとも 水煮・・・ ごめん
でも 本当に いいお話^^
おぉ~\(^^)/~♪
久しぶりぶりの~ナオちゃんと妖精ちゃん達~
思わず『うふふ』と微笑ましくなります~^^
妖精さんのお友達が、いるナオちゃん~良いなぁ~♪
外にも家の中にも味方が、全く~いないから~せめて妖精さんみたいな
可愛い~味方が、欲しいな~(●^^●)v
しかし…妖精さんって「サバ缶」を、食べるのね~w
それもかなり~好きそう~^^
今度~お部屋の片隅にサバ缶を、置いておこうかな~
それで妖精さんは、来てくれるのかな~?^^
気がついたら雨の妖精たちのお話になっていました(笑
ま、久しぶりにこいつ等のお話が書けたからいっか♪
(#^.^#)