最新の写真撮影技術。
- カテゴリ:仕事
- 2015/04/13 20:13:14
先日、上梓した小冊子の写真が大変好評で、
いろんなところから、お褒めの言葉をいただいています。
ありがとうございます。
確かに、作っているわたしたちが見ても、
「なんか、写真が今までの図鑑とは違うなあ」と思っていたのですが、
今回の写真は、ほとんど研究者自身から出されたものでしたので、
「なんか、違う」と、思いながらも、
何が違うのかよく分かってはいませんでした。
(すみません、今頃白状します)
ところが、あんまり、たくさんのお褒めの言葉をいただくものですから、
今更ながらですが(本、出しておいて)
その写真を撮った研究者に、
「あの写真、どうして撮った?」と聞きましたら・・・
なんと。
昨今のデジカメ技術は、
わたしたちのようなアナログ人間の創造を超えていました。
たとえば、クワガタ1匹の写真を1枚撮るのに、
なんと、同じクワガタの写真の被写体深度を変えて、
10枚~20枚、まず撮影するんですって。
そして、その写真をフォトショップなどのソフトを使って、
あらゆるピントの合った部分だけを編集して、
たった1匹のクワガタの写真に合成したのだそうです。
ちょうど、山の写真を航空写真で真上から撮るときに、
等高線ごとにピントをかえた写真を撮り、
最後に、全部の等高線に合わせて合成し現像するという神業でした。
それを、クワガタ1匹、1匹のポーズに合わせるため、
クワガタだけで、5,60枚の写真が必要になり、
今回出版した分だけで、3000枚の写真から合成したというではありませんか。
えー!
あんた、なんで、それ最初に言わなかったの。
言われてみて改めて小冊子をよく見ると、あら不思議、不思議。
写真のクワガタは、あのハサミから、ボディ、足、お尻に至るまで、
くっきりかっきりピントが合っている。
いやいや、もっとよく見ると、
カミキリムシから、イモリから、トンボから、何から何まで、
ギラリとするほど、クリアで切れのいい写真になっているのです。
そうか、これが、「なにか、違う」の原因だったか。
(出版しておいて今頃分かったぜ!)
研究者の執着心というか粘着気質というのは、
一歩間違えれば、狂気のストーカーになるといわれていますが、
まさしくこの研究者は、カブトムシやチョウチョに魅かれなければ、
犯罪者になっていたでしょう(あ、ごめん。松野君)
まあ、なんてことをしてくれたんでしょう。
おかげで、当・NPO学術団体、
これから撮影するすべての被写体は、
この技法を採用することになりました。
Nikonのデジ1眼から、レフランプ、
撮影用機材が一式、稟議書で回りました。
ざっと50万円也。
はいはい、買いますよ、買えばいいんでしょ。
それより問題は、この小冊子2号を出す予定ですが、
なに、今度はヤドカリやカニを3000枚、撮影しなきゃいけないの?
ぎょえー、誰がやるんだよ、誰がー!
あ~、でもあの写真を見てしまうと、
もう他の手法ではやれません。
やりますよ、やればいいんでしょ。
たった3000枚ですよ、
一日10枚撮影すればいいんじゃないか、
え~。
今のデジタル技術は、とんでもない進化をしていたんですね。
こんなことになっていたとは、つゆ知らず、
「写真、きれいだな~♪」なんて言ってる場合ではありませんでした。
3000枚からの合成写真だったんだあ~、
そりゃあ、この世のものとは思えないくらい綺麗なはずだわ。
でもこれくらいしてもね、
本物のタマムシ1匹の美しさときたら!
やっぱり写真を超えているんですから!
本物の感動をダイレクトに伝えるためには、
この撮影技術で行くしかないのです。
やります。
第2号のために、3000枚であろうが、6000枚であろうが、
写真を撮って撮って撮りまくります。
あー、いつか、
ストーカーの変質者の心理が理解できるかなあ。
「すずき はなこ」で承りますよ~。
そのへんで躊躇しております~←小心者
その通りです。
素晴らしい!
「アレはワタクシを撮ると30~50くらいの力だが、
浜崎あゆみちゃんを撮る時は200~500くらいの力を出すのです。差別する機会はヤダ」
と言って大爆笑+ばかにされました。
違うの!?
無料配布用の臨時アドレスを作りましたので、
こちらに、住所をお知らせくだされば、
お送りいたします。
どぞ。↓
yunikosualoha@yahoo.co.jp
一度本物を見てみたいものです。
どこに行けば見れますか。
臨時のメルアドを作りましたので、
こちらへご送付先をお知らせください。
お送りいたします。
どうぞ、皆さまもご希望の方は、下記まで。
yunikosualoha@yahoo.co.jp
通販しませんか~?
ラブラドライトも素敵ですし、螢石みたいに
暗いところでぼーーっと光るのもいいし、方解石みたいに
割ると相似形に割れるのも面白いし。石っていろいろ興味が尽きません。
名古屋と長野は地質も違うので転がっている石も違うから驚いた。
頭では地質の違いでそういうことがあるって分かっていても
実際に暮らしている中で感じるのは違いますね(*^_^*)
わたしがまだペーペーだったころ、
写真撮影というと現像から、引き伸ばし、トリミングまで全部暗室でやったもんですが、
デジカメじゃあ、暗室なんて要らないんですもんねー。
フィルムのロスもないんですわ。
なんてったって、3000枚の写真の整理!
パソコン1台です。
凄すぎー。
補正技術もすごいんですよ!
たとえば、すっごく形の良いカブトムシが捕れたとして、
足、ちょっとちぎれてる!とするでしょ、
それね、他のパーツで補える・・・んです。
色が悪くても、傷物だったとしても、
カラー補正ができるんですよ、チョイチョイで。
あれ、見合い写真で使ったら、無敵ですな~!
お送りしま~す。
そうそう、撮影機材ね、
工業用の高さを調節する撮影台が必要なんです。
それがねー、ケータイ電話くらいの大きさなのに、7万円!ですよー!
あ、稟議書に書かれていた、物品リストをお送りしましょうか。
鉱物結晶は、本当に綺麗ですよ~。
わたしは、曹灰長石(ラブラドライト)が大好きなんです。
でも、あれはねー、写真だと実物の迫力が伝わらないから、
どんなに上手に撮っても、ダメだわ。
あのねー、石のくせに動くんですよ(光が)
鮮魚のサバ!そう、あの活きの良いサバの光沢にそっくりです。
綺麗ですよ~。
ジャポニカ学習帳の失った表紙写真を超える写真のようですね!
(笑)
野口英世のような職人的医学者の研究に似ています
野口英世は何百何千本の培養用の試験管を駆使し
思いついても誰もできない途方もない実験作業は神業でした
>第2号のために、3000枚であろうが、6000枚であろうが、
>写真を撮って撮って撮りまくります。
いいものを作ろうとすればするほど出費が重なりますね!
野口英世を支援したロックフェラー財団のように、
はなこ財団がバックアップするから大丈夫でしょう!(笑)
本物の感動をダイレクトで伝える
なんて!素晴らしいことでしょう!!
てんとう虫がいたので手持ちのあまり高性能ではない一眼レフ風デジカメで
再現実験をしようとしましたが失敗しました。(^^;
カメラの固定が不備でマクロ撮影しようとするとブレるのでしっかりした三脚などで固定したい。
シャッターを押すとブレるのでリモコンシャッターが必要。
虫が動くので高速連写したい。虫の動きを抑制するために冷却スプレーも欲しい。
普通の連写ではピント・F値など設定が同じままなので設定を変化させて連写する機能がほしい。
そういった機能を備えたいいカメラが必要。
・・などと、いろいろとわかりました。(^^ゞ
適したカメラ、周辺機器など揃えたら50万ぐらいあっというまですねぇ。
ついでにいうなら、うちの場合
ペンタブとフォトショップの最新版&最新版のフォトショップが動くPCも。。(核爆)
稟議書に判子を押された理解あるボスに栄光あれ。d(^^)
はなこさま
見たいとダダをこねた本人なので、メールを送ってみました。(^^ゞ
メーラー(OE)が壊れているので、
プロバイダーのメールサービスを使ってみたのですが・・・どうかな。。(汗)
わたし、地質も好きなんですよー。
って、そんなに詳しくないんですけど
黄銅鉱の金色の結晶はドキドキしますね。
愚か者の金、とかいわれるそうですけど見てて飽きないです。
宝石類も好きですが、身に着けるより結晶や磨いた美しさを眺めるのがいいですね。
まあ要するにピカピカきらきらが好きなんでしょう(笑)
星がすきなのも、ある意味そういうところなのかも♪
わたしの専門は、地質学なので、
ためしに鉱物の写真を撮ってみましたが、
いやあ、ぶったまげるくらい美しかったです。
なんでも聞くところによると、
ネットオークションとかでは、もう使われてるらしく、
「写真と同じなんだけど、ちょっと感じが違うなあ」ということになるそうです。
何の変哲もない、黄鉄鉱が、この世のものとは思えない美しさに仕上がりました。
びっくりしたなー、もう!(古っ)
「写真には写らない美しさがあるから」 と
どんなに綺麗に写して合成しても現実の美しさと感動に適うものは
ないんですよね。
伝統の匠の技ですかっっ。
いやもぉ脱帽ですよね。
そんな合成写真つくるって聞いただけで
めまいがしそうです。(^_^;)
出ないと、膨大な数になっちゃうかも。
このメルアドは短期です。
いやあ、どきどきするなあ。
大丈夫かなあ。
百聞は一見に如かず、
たった今、短期開設でアドレスを作りました。
もし「どうしても見てみたい」と思ったら、
yunikosualoha@yahoo.co.jp
へ、郵便番号、住所、お名前をメールしてください。
小冊子、ご郵送いたします。
ふつうは、絞りを小さくすることで焦点深度を大きく(ピントの合う距離を広く)して、
その代り露出が不足するので時間を長くする(3脚などで動かないようにカメラを固定)
することで撮影しているのかと思いました。
なにかヒントを貰った気がしています。d(^^)
小冊子1号が、すっごく気になっています。
変なこだわりで失敗作を作ったばかりなので(^^ゞ
こだわりの成功作の写真が見てみたい。。。(’’)