Nicotto Town


ヤツフサの妄想


魔界天書


邦題:魔界天書
原題:奇門天書
英題:KUNG FU BEYOND THE GRAVE
ジャンル:アクション・ホラーコメディー
映像時間:94分
制作国:香港
制作年:1980年
言語:広東語
字幕:日本語
吹き替え:なし
発売元:ベルウッドコーポレーション
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=21989

ヤツフサ好み度
脚 本:★ ☆ ☆
俳 優:★ ★ ☆
演 出:★ ★ ★
音 楽:★ ☆ ☆
覇 気:★ ★ ★
結 末:★ ★ ★
おバカ:★ ☆ ☆
お色気:★ ★ ☆
しぇー :★ ★ ★


魔界から? と聞かれたら
鬼門からと答えるが世の情け
ゾンビの反乱防ぐため
お盆の香港守るため
ギャグとクンフーの復讐を貫く

キョンシー!

ドラキュラ!

あの世で稼いだオバケには
地獄の門番買収可!


↑参考資料:https://www.youtube.com/watch?v=5_EoKPOT9QI



懲りずに続けるヤツフサB級洋画ブログへようこそ。

今回は霊幻道士が流行る前のチョット古い香港映画です。

タイトルは昔の少年ジャンプの様な感じですが、中身も日本の漫画みたいな内容で、

中二病の主人公が「友情」と「努力」で「勝利」するアレなかんじです。

古い割には日本のテレビでは放送されていないみたいで、吹き替えがないのはキョン

シーが知られる前の中国の幽鬼の話ですから、幽霊に足があると言う考え方が日本に

なじまなかったのかも知れません。


オープニングは古い中国の田舎の風景から始まり、ナレーションで中国のお盆は7月

14日だと説明が入り、唐突に主人公が上半身裸でクンフーを披露して始まります。

主人公が結構広い庭のある家で拳法の修行をしていると、いきなり壁の上からゾンビ

かお岩さんのような顔がぐちゃぐちゃな幽霊が現れます。

主人公のシンは即座に蹴り!

蹴ってからこう聞きます。

「誰だ!」

蹴られた幽霊は壁の外まで吹っ飛ばされて答えます。

「親不孝者! 親の顔を忘れたか!」

と言われても、顔お岩さんだしわからないと思うんですけど、幽霊なので仕方ないです。

主人公が本当に親父かと尋ねると、幽霊の返事は

「シンよ 成長したな 復讐をしてくれ」

と、めちゃくちゃ端折られて話が進みます。

そしてお父さんは ウォンラン の カム・タイ・フー と言う人物に殺されたとだけ

伝えると、あの世でせっせとお金を稼いで門番に賄賂を渡したて出てきたと愚痴って

もう帰らなければと行ってしまいます。

そこに今頃になって母親が「何があったの?」とやってくるので、母にウォンランに行く

と伝えて出かけることにします。

もの凄くスピーディーな展開です。

道中どこからともなく母親の声が聞こえてきて、ウォンランには伯父さんが密偵を送った

けれども誰も戻ってこないから気をつけてと聞こえた矢先に、派手に剣を振り回して

争っている2人組と遭遇! 主人公が駆けつけるも1人は殺されてもう1人は逃走。

ここで何を思ったのか、主人公がおもむろに落ちている剣を拾い、地面をぶすぶすと

何度も突き刺し始めます。 本当にいきなりです。 身元確認以前に、脈すら見ないで

はじめます。 もしかしたら中国武術用の細身の直刀で穴でも掘ろうとしているのかも

知れませんが、単に変な人にしか見えません。

すると突然拾った剣の柄がすっぽ抜け、中からペラペラの「奇門天書」と書かれた本が

出てきました。 主人公が雑に本を開けると、どうやら妖術が使えるようになる本の

ようです。

主人公はこれを手で穴を掘って埋め、旅を続けます。 Σ(゚Д゚)<死体は?



ここまでで5分くらいですけど、なんだろう・・・

突っ込みどころ万歳過ぎです。 (^_^;)

だいたいお父さんはなんでそんな危ない所に行ったのか、何で殺されたのか説明は一切

なし。 と言うか最後まで話に出てこない。


この後お父さんを殺したと言う悪者が出てくるんですけど、このカム・タイ・フーと言う

人物・・・ なにやってる人か全然わかりません。

大きな組織のボスであることは確かなようです。

何故か毎日の様に若い男女の心臓を煮詰めた真っ赤な血液を体に浴びて不死身になる

怪しい儀式をしています。 しかも生贄の男女はエ〇チしている最中に生きたまま

心臓を取り出さないといけないと言う無茶な設定。

主人公はこの怪しい組織に正面から入り、親父殺しの犯人である組織のボスを出せと

言います。 証拠は幽霊が出たから。

ここで日頃鍛えたクンフーでバッタバッタと悪者を倒しますが、助っ人の妖術師にぼこ

られて逃げます。

その後何故か主人公の寝込みを襲ってくるのですが、何故かボス自ら単身乗り込んで

きたりと、ボスなのかザコなのか良くわからない事になって行き、不死身のはずの

ボスがやられそうになると呪術師が現れて主人公と戦うと言う事になり、結局無敵なの

は呪術師なんじゃないかと言う気がする話になってきて、最初に拾った奇門天書の力を

借りて、主人公がキョンシーを操って呪術師と戦うのですけど、呪術師は奇門天書の

魔力みたいなので呪術が弱くなってしまうため、対抗馬として同じ様に死者を蘇らせ

戦うんですよ。 ただしドラキュラで。

こうして キョンシーvsドラキュラ と言う、ジェイソンvsフレディーと言うか、

エイリアンvsプレデターの様な話になっていくのです。

こんな面白い話が、なんと35年も前の香港で作られていて、しかもキョンシーブーム

を迎えても、日本のテレビでお茶の間にお目見えしなかったと言うのですから、監督が

生まれる時代を間違えたか、もしくはオーパーツなのかも知れません。

※オーパーツとは英語の「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」と言い、「場違いな工芸品」という意味、この時代にこんな技術があるのは信じられないと言う様な時に使われます。



ラストはなんと主人公に復讐されて死んだ悪のボス、カム・タイ・フーが漫画のおそ松

くんに出てくるイヤミの様に、しぇーと言う感じのポーズで墓から飛び出して終わり

ます。



 +  ヘ⌒ ⊂ヽ +
   (・ω・ )ノ <許して~
    ( ⊃ ノ
+  ⊂__ノ
     ∪    +
     | ||

    ↑
  こんな感じ




間違って読んでしまった方は面白くなくても“いいね♪”を押して下さると、ヤツフサの

心の凹みが少なくてすみますので、宜しくお願いいたします。

 

アバター
2015/04/22 22:19
>みかん様
しまった! 今日アホレンジャーにすればよかった!

でもまだまとまってないのでしばしお待ちを・・・
アバター
2015/04/22 15:21
ヤツフサさん、マニアすぎて既にお店のアドバイザーじゃないですか!!( ̄□ ̄ *) 

アホレンジャーのメチャクチャなお話、いつかヤツフサさんの中でまとまって
日記に書いていただける日が来るのをお待ちしていますm(__)m
アバター
2015/04/21 20:38
>みかん様
アホレンジャーの話しを日記にUPしたいのですが、
余りにもメチャクチャでまとまりがないので、
なんだろう・・・
どうかいていいのかわかりません ('A`)

店員にアホマニアと思われると、逆に売れそうな
アホ映画ってある? 見たいに聞かれることも・・・
アバター
2015/04/21 08:47
キャラ紹介はヤツフサさんが?詳しすぎます(@_@)
あまり勝てそうな気がしないんですが・・・勝たなくても良いのかな、いやそんなハズは!
とりあえずアホグリーンが!!!!

店員さんからも変わった作品マニアだと認識されているヤツフサさん、さすがですm(__)m
アバター
2015/04/20 21:11
>みかん様
メタボ戦隊アホレンジャーは凄いのです ヽ(゚ω゚=)

アホレッド:紅一点でビジネスに強い! 話し合いで解決が基本。 :冷え性

アホブルー:未来が見える超能力者、でも現在の空気は読めない。 :腰痛

アホグリーン:驚異の潜在能力をもつ! でも開花しそうにない。 :高血圧

アホパープル:努力家だが気が小さくてあがり症、影が薄い。 :ED

爆笑物ではありませんが、なんだろう・・・ ふふっと笑えるそんな奴です。

こう言う映画を観始めて買い漁っていると、店員が「今日も凄いのは入りましたよ!」
と売れ残りを押し付けてくるようになるのです (^_^;)
アバター
2015/04/20 13:35
「メタボ戦隊アホレンジャー」???ヾ(・ω・`;)ノ
い・・・意外と泣けるとか?
いったいどうやって、そのような作品を発見されるのか・・・^_^;
アバター
2015/04/17 22:38
>幻影様
意外と昭和なネタが受けるのですね (^_^;)

キョンシーブームの時にやればよかったのでしょうけど、
香港映画っていっぱいあるから見逃されていたのかも?

こう言うネタって、日本は著作権と言うかリージョンコード
の違いで見れないのが多いのですが、時々YOUTUBE
なんかに上がってる、インド映画とかメチャ面白いです。

DVDすら手に入らないし、手に入っても再生出来ない。
リージョンフリーのプレイヤー使っても、日本語訳が無い。
とか、みたくても見れないものが気になります。
アバター
2015/04/17 22:33
>みかん様
うんちくたれでごめんなさい <(_ _)>

売る事が出来ないDVDは、また買ってしまいましたよ~

「メタボ戦隊アホレンジャー」といいます Σ(゚Д゚)

まだみてないので、後日日記にUPしますね ('A`)
アバター
2015/04/17 22:11
むっちゃおもしろそうです!!
何でお茶の間放映しなかったんでしょう?
週末のお昼の時間つぶしにはピッタリそうなのに・・・
魔界天書 ってタイトルも私ごのみです♪
終り方からして人気が出たら続編作る気だったんでしょうか?
キョンシー並みに人気出たら良かったのになぁ
残念!!
アバター
2015/04/17 03:00
非常に勉強になります。ありがとうございます<(_ _)>

売る事もできないほど変なDVDってあるんですね!
逆に気になります(*_*;
アバター
2015/04/16 21:26
>みかん様
いつもへ理屈臭くてすみません <(_ _)>

そうなんですよ・・・ 中古だけど買ってしまいました ('A`)

これはまだいいほうですけど、本当に売る事も出来ない変なDVDとか
ガチでどうしようと言うレベルです。
(´;ω;`)<ブックオフで10円で買取してくれたらいいほう
アバター
2015/04/16 12:40
B級映画のご説明が凄すぎます<(_ _)>
私なりに調べていたのですが、書いていただいた程詳しい内容は見かけませんでした。
勉強になります。ありがとうございます。
厳しい条件の中工夫しながら撮影するのは面白そうでもありますね。様々な形があるんですね。

今回の作品は、湯けむりなんちゃら殺人事件的な感じのシーンもあるんですか(^^ゞ
アクション映画をそんなに知らないので、今の感じとは違っても十分楽しくみせていただけると思います。

ヤツフサさんはレンタルではなく、購入していらっしゃるのですね。
タイトル買いとは勇気がありますね^^;
私が一応会員になっているレンタル屋さんは、かなり小さいお店なので、
そういう面白そうな映画が置いてあるのかどうか??次の機会に見てみようと思います。
ひとりでゆっくり観られる環境ではないので、家族対応で内容を多少調べてからの方がいいかもですね!
ありがとうございます。
アバター
2015/04/15 22:37
>みかん様
B級映画とは、もともと無声映画からトーキーに変わるとき、無声映画の
撮影所ほ使うと、防音設備が弱いため、新しい映画スタジオを作ったことから
一流りお金を掛けた映画が、Aスタジオで撮影、お金が無いと古いBスタジオ
で撮影された為に、3本立てのおまけ的映画がBスタジオで撮影され、それが
B級映画と言われたのが始まりだそうです。

なので予算が足り無い分、役者にお金が掛けられなかったり、セットにお金が
掛けられなかったりするのを、色々な工夫でやりくりしているまっとうな作品も
あれば、寄付金集めの為にボランティアばかりの素人が作ったものまで
色々あります。

今回は香港映画ですから基本古い昭和の深夜映画な感じで、血は出ないけど
湯煙なんちゃら殺人事件的ポロリシーンがありますw
それ以外は家族で見ても昭和の香港映画で割とおもしろいかも?
と言いながら、最近のアクション映画が凄いのでそれなりに退屈する部分は
多少ありです。

ヤツフサがタイトル買いで失敗すると、AV程度の予算で作られたしょぼしょぼ
映画に当たってしまい、とんでもなく退屈なのもあって、100円レンタルにすれば
良かったと、めちゃ後悔します。 ただ、レンタル屋はヤツフサの家の近所に
まったくさっぱりこれっぽっちも無いので、買っちゃったから頑張って見よう!
と言う感じになってます (´ω`)
アバター
2015/04/15 11:42
いろいろと教えていただいてありがとうございます。

B級といわれている映画って、低予算だったりを逆手にとってチープな面白さを追求しているのか、
そんなつもりはなかったのに結果的に・・・なのか、どちらのパターンもあるのか、
映画に詳しくないので分からないのですが、どうなんでしょうか?

それにしても映画へのヤツフサさんの並々ならぬ情熱を感じます。
この作品、今度レンタルできたら楽しいかなと思っていましたが、
家族で観るのは難しい内容なんですね。よく考えたら血とかグロそうな感じも!(@_@)
昭和のコメディー感っていいなぁと思います。

ご紹介いただいた「バトルフィールドTOKYO」もかなりの勢いでめちゃくちゃなようですね!
ヤツフサさんが、ほぼ観ていないようで観ているのが可笑しいです。
気になりつつ、車酔いするので絶対に見てはダメだと思いました(-_-;)
アバター
2015/04/14 22:28
>みかん様
つたない文章のせいで伝えきれないものが多くて恥ずかしいです (*´ω`*)

こんな駄目文でも結構必死に書いてたりしますwww

基本B級映画なので、どこかに問題点があり、家族で見るのはお勧め出来ない
物も多いです。
今回はちょっとエッチなシーンがあります。

>何故か毎日の様に若い男女の心臓を煮詰めた真っ赤な血液を体に浴びて不死身になる

>怪しい儀式をしています。 しかも生贄の男女はエ〇チしている最中に生きたまま

>心臓を取り出さないといけないと言う無茶な設定。

そう、おっ〇いポロリがあります。
一応成人指定はありません。

B級でよくあるのは、見ていて退屈になってきてしまい、段々と
「後何分で終わるの?」
と言う感じに、見るのが苦痛になってくるケースがちょくちょくあります。

今回はそれが少なめではありますが、昭和な感じのドラマ映画です。
昔のロボコンを見て今でも面白いと思える人ならオススメですが、
最新のCGやアクションを見慣れてしまっている人には少し退屈かもしれません。

ヤツフサはなんと言うか、ノスタルジー的な物を感じてみていましたよ~

退屈して苦痛になるのは少なめでした。
途中でトイレに行ったのは1回で、ちょっと間延びしてコーヒーを造りに席を立った
のが1回と、あとはPCでニュースをちら見しながら見ていられる程度でした。

ちなみに今までに一番見るのが苦痛だった映画は、昨年9月10日のブログに書いた
バトルフィールドTOKYOと言う映画です。
本当にきつかったです。 つまらなすぎてトイレに何回も行って、お菓子食ってPCして
コーヒー作って漫画読んであと色々と手持ち無沙汰を埋める努力をしながらチラ見して
居たのに苦痛でした。

http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=26474&aid=57072447

本当にそんな映画があるんです。 ('A`)<気をつけてね
アバター
2015/04/14 22:13
>↓全身GU↓様
香港映画は原題も漢字なので、意味が少しわかるのがいいですね。

問題は英題の方w

日本でも英題で STAR TREK が 宇宙大作戦 になったりとか
Lost in Space が 宇宙家族ロビンソン と翻訳されたりとか、
結構無茶なタイトルになりがちですが、香港映画も負けてないですねw

作りたいように作って適当に繋げたと言う奴よりは、まだよかったですよ。
一番酷いのは手振れしまくりのホームビデオみたいな映画とかです。
ヤツフサは画面酔いしやすいので最悪です。
そう言うのに比べたら、昭和のコメディー感があってそれなりに見れなくも
なくもなかったです (^_^;)

仮面ライダーみたいなノリで場面展開も速いので、子供には面白く感じる
でしょうが、大人には退屈すも?
とは言え子供には見せられないちょっとエッチなシーンもありますので、
完璧にB級ですw
アバター
2015/04/14 00:47
しぇー度 が気になり、早速拝読致しました。
な・・・なるほど!その姿、ぜひ見てみたい(^^ゞ
全体的に何ともすごい内容で、絶対面白いというニオイがします!
アバター
2015/04/13 22:32
邦題:魔界天書
原題:奇門天書
英題:KUNG FU BEYOND THE GRAVE

邦題原題同じでもよさげ&英題はヤツフサさんの本文読んで意味がわかりました。
ボスの幽霊が飛び出てくる場面「だけ」を表したようですね(´・ω・`)んな極端な!

こまけぇこたぁいいんだよ的なこの展開の速さ(・∀・)イイ!!
作りたいように作って適当に繋げました。こういう人生を送りたい(ヽ´ω`)




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