ふりしきる雨の中、空を見上げて
- カテゴリ:日記
- 2015/04/26 23:14:43
雨の音を聴くと
心は躍り、外に出て、山を見上げる。
ちょうど空と山の境目に
龍はいる。
また木洩れ日の中を歩けば、とんがり帽子を被った妖精たちに巡り合う。
河原の六年、ずっと話し続けた木のそばに行くと精霊に出逢う。
夜の山を見上げれば、魔王に出逢う。
これらは全部、夢なのかもしれない。
ボクの見ている幻想。
他の人にはまったく見えない世界なのかもしれない。
それでもいいのだ。
医師は語ってくれた。
「君はそういう人には見えない美しいモノ、怖いモノが見える。それが人よりはたくさん見える。それが見れなくなるのはもったいなくないか」
もったいない。
そう思った事はなかった。
自然に見えるし、怖い思いもしたし
しかし見えない人にはそういうモノかもしれない。
そう感じた。
雨は好きだ。
曇りも好きだ。
晴天も好きだ。
ボクは驚く事に、どの天気でも満月を見て来ている。
雨の日は、1時間だけ雨が止み、雲の隙間から見えた
曇りの日も、ほんの10秒ほどだが、雲の隙間から見えた。
晴天の日は場所さえよければ、必ず見える。
月に愛されている。
ボクは人生最初の無償の愛を月から受け取った。
あい