ドラマ【ヤメゴク】
- カテゴリ：テレビ
- 2015/04/29 16:06:50
ヤメゴク～ヤクザやめて頂きます～
ＴＢＳ 木曜夜９時～
【あらすじ】麦秋が離脱のサポートをする、元・暴力団の親分・倉持は、苦労の甲斐ありビジネスホテルへの就職が決まったが、その矢先ホテルはヤクザから嫌がらせを受けるようになる。一方、倉持の小指再生手術を施した有留医院には数日前から嫌がらせの電話があり、ついには抗議集会が開かれるほどに。麦秋と三ヶ島が駆けつけると、近隣住民が詰め寄り、シュプレヒコールがあがっていた。医師・有留章子が過去に暴力団の指詰めに協力したことに対する抗議活動だと言う。しかし、麦秋は先導者が元倉持組の構成員だと見破る。
【感想】やっぱり面白いなーこれｗ 今までの堤組の作品に比べると、笑えるシーンは少ないのだけど、そのほとんどない隙に、これでもかってくらい突っ込んでくるところはさすがというか何というか。だから爆笑とまではいかないんだけど、重くなりすぎないですね。テーマがテーマだから、それでもまだ重いけどね。
今回一番面白かった笑えるシーンは、倉持が食べてたカップラーメンの極太が、パイシートかってくらい太かったことｗ いや実際あれ、パイシート半分に切って使ってるだろｗ 役者ってあんなの食べながら笑わずに演技できるんだから、すごいと思うわｗ
一方で、今まであまり堤組には見られない、浪花節的な要素が結構ありますね。テレ朝木８のミステリー枠でよく見られるようなやつ。このへんはやはり、櫻井氏の趣味なんでしょうか。その浪花節の要素を結集させたのが、三ヶ島ですね。大阪弁だしね。正直、三ヶ島の存在でこのドラマ、かなり救われてると思います。あの、まさに突飛な髪型もちょっとした話題になってるみたいですねｗ 髪が足抜けコールの部屋の蛍光灯にいちいちぶつかるところは、トリックで背の高い上田がいちいち鴨居に頭をぶつけるところを彷彿とさせます。
ネットでの初回の感想では、大島の演技を否定する声もあったようですが、あれはああいうキャラなんで、仕方ないと思いますね。過去の麦秋を見れば、大島ももっとはじけた演技はできるのは自明の理。それなのにキャラ設定や演出を考慮せず演技のみを批判するなど、愚の骨頂ですね。そういう輩はアイドルＤＶＤでも見てればいいと思いますよ。今まで大島はノーマークでしたけど、このドラマのせいでちょっと好きになっちゃいそうです。
ただ、キャラとしての麦秋はイマイチかなぁ…。足抜けしたがっているヤクザに真摯に向き合っているのではなく、今回のように足抜けした元ヤクザを利用して組織ごと壊滅させようと企み、そのためなら元ヤクザが死んでも構わないと思っているようですね。それもこれも、ヤクザかなり深い私怨があるからのようですが、ヤクザとはいえ死んでもいいと考える人に、完全に同調するのはちょっと難しいですしね。
残念ながら、視聴率はかなり悪いみたいですね…。元々裏にキムタクドラマがあるので(こちらが裏？ｗ)、苦戦は予想されましたが、２回目で６％台はちょっと酷いですね。しかもキムタクドラマも２回目は下げてきたので、どちらとも視聴者を逃したということですよね。ただこちらはネットでも見れるので、その安心感から視聴者がリアルタイムで視聴するのをやめたとも考えられます。実際私もネットで見ましたし。いや～、助かりますよ。ＴＢＳ系列局の映りが相当悪いんでｗ 今後視聴率には無料配信が何回視聴されたかも含めたほうがいいように思いますね。
