時の移ろい
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/04/30 10:30:08
なぜだろう
涙さえ出ない
あの日はあんなに泣いたのに
もう隣には誰もいないのに
心が凍ってしまったのか
こうして思い出を辿っても
何も出て来はしない
何かを求めているのに
それすらも分からない
手が届く場所がない
予感していたのだろうか
繋ぎ止められなかったのだろうか
そんな風に思いたくない
だってこんなに愛していた
抱きしめられていたかった
空を仰いで見ても
眩しい光が射すだけ
その光はどこに行くのだろう
私じゃないことは分かっている
まだこの身は暗闇の中
二人で歩いた道も
聞いていた曲も
何一つ忘れないけれど
あなたはただそれ達に
背を向けて行ってしまった
眩しい季節が来ると言うのに
寒さはまだ覆っていて
震える心を離さない
何が足りなかったんだろう
それはもう過去の中に
引きとめる言葉なんて
何もなかった
必死で探していたのに
見つからなかった
だから想いは宙に浮いて
さよならが遠ざかっていく
あなたの足音と共に
私はこに残ったまま
いつまでも時を止めている
針さえ動かないこの場所で
ツーであの方とお会いしました~。。
コメント、ありがとうございます。
いえいえ、まだまだですよ~。
コメント、ありがとうございます。
「黙して語らず」
そういうことも必要なんでしょうね。
去っていく二人にとっては…。
ただ微笑みを残すのみ
幸あれと