バースディ
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/05/01 10:42:39
出会った日は私のバースディで
もしかしたらこれが贈り物なのって
思ったこともあった
それからの二人の歩いてきた道が
幸せに満ちていたから
落し物を拾うように
しゃがみこんだ瞬間に
悲しみはやって来て
何も拾えなかった
夏を待つ夕暮れ時
何もかもが永遠のときめきと
信じていたのに
永遠のものなんてないことに
気付くのが遅かった
でもそれは本当なんだろうか
疑うことなんて
何も信じないことなんて
すべてを振り落とすようで
手を離していくようで
あまりに悲しいことだけれど
別れはあなたのバースディ
それが辛かった
記念日にしようねって言っていたのに
待ちわびていたのに
まさかの言葉が出るなんて
冷たくなっていった気持ちを知っていた
でも目をそらしていた
それしかできなかったのに
時は忘れずにやって来て
二人を覆って行ってしまった
忘れたい
この日とあの日
もう泣きたくない
だから忘れたい
でもカレンダーだけがそれを知っている
ドキュメント72
これ面白いのだ~。。
コメントありがとうございます。
完全なる想像ですよ~^^
コメントありがとうございます。
そうですね。いつかいい思い出になる時がくるのでしょうか…。
上書きできる思い出を積み重ねる
その毎日