Nicotto Town



この中に裏切り者が【人狼ゲーム】

・さらっと腐向け

今日も会議は始まった。


~1日目~*Tatsuki*

あれが出てから何日がたったのだろう。
何人の人が犠牲になったのだろう。
もともと、この村は50人ほどの人が居た。
けれども、そのうちのほとんどの人が狼に食われて死んでいった。
今生き残っているのは僕ら5人だけ。
騎士であるアキラっちょ。
探偵である奏君。
霊媒師であるぱっくん。
占い師である先生。
そして、普通の村人の僕。

今日も会議は始まった。

「先生占い師なんだど、昨日で全員のこと見終わったんだよねー」
先生はさっき自分でも言っていたとおり村でも有名な占い師だった。
人狼の正体を見破ることができるのは彼だけだった。
「で、どうだったんだ?」
アキラっちょが興味津々とイワンばかりに聞いている。
「じゃあ、順番に言っていくね。
 アキラは言ってたとおり騎士。
 奏は探偵。
 朴は霊媒師。
 ・・・・・タツキ、が、人狼だった・・・・」

ねぇ、先生待ってよ。
僕は、僕は
「人狼なんかじゃない・・っ」
涙が止まらなかった。
次から次へと流れていく。
「ねぇ、お願い信じて!
 僕じゃない!
 真の人狼はほかに居る・・・!!」

「俺だって信じたいよ!
 だけど・・・・人狼じゃないって証拠がどこにもない以上信じることができない・・・」
あぁ、そうか。
僕の人生は今日で終わっちゃうんだ。
「先輩、ごめんなさい。
 俺は今日、タツキ先輩を指名します。」
悔しそうな顔をした奏君。
「ごめんなさい!!
 僕も・・・です・・・」
どんどん青ざめていくぱっくん。
「お、俺はごめんだけど、先生を指名する・・・・・
 先生が怪しく感じる」
アキラっちょ、ありがとう。
でも、もういいんだよ。
「僕も自分を指名する。
 身をもって僕が人狼じゃないことを証明したいから。」

「・・・・決まりだな。」

夕方になると僕は村にある処刑台に連れて行かれた。
「もっといっぱい遊びたかったな。」
僕がボソッとつぶやくとアキラっちょが抱きしめてくれた。
「きっと、俺ももうじきそっちに行くことになる。
 だから、それまで待っててな、タツキ」
そろそろ時間だ。
「ありがとう、アキラ君。
 大好きだよ。」
大好きな彼にキスをする。
もしかしたら自分からするのは始めてかもしれない。
「5時になった。
 タツキを処刑する。」
そういって先生は僕の首に縄を掛けて足場を落とした。
いわゆる絞首だ。

『あぁ、僕は人狼じゃなかったのにな。』

最後に思ったのはただそれだけだった。

~2日目~*Wito*

昨日の夜、僕は聞いた。
タツキ先輩が人狼じゃないということを。
タツキ先輩の声が聞こえたんだ。
「ぱっくん、聞こえる?」って。
はいって僕が返事をすると僕は人狼なんかじゃないよ、本当に。ってタツキ先輩は言ったんだ。
その言葉には嘘を感じなかった。
分かりました。
みんなに伝えておきます。って僕が言うとタツキ先輩の声はありがとうね。と言ったきり聞こえなくなった。

今日は誰も人狼に食われなかったようだった。
「あの、アキラ先輩。
 昨日の夜、タツキ先輩が僕のところに伝えに来たんです。
 僕は人狼なんかじゃない。
 本当に。って言ってたんです。
 嘘なんかじゃないですよ?」
僕が言うとアキラ先輩は今にも泣き出しそうな目をしながら分かってらぁと返事をした。
「あと」
「ん?」
「あと、タツキ先輩からの伝言です。
 そんなに生き急いじゃダメだよ?
 僕はずっと気長に待ってるから
 らしいです。」
アキラ先輩は大粒の涙をこぼしながら僕にありがとうと伝えた。


「あのさ、朴。
 俺からも一つ言っておかないとなんないことがあんだわ。
 今日、俺は騎士の力を使ってお前を守った。
 それがタツキからの伝言だったから。
 きっと人狼は次に朴を狙うだろうって。
 だけど、俺はきっと今日処刑される。
 もし処刑されなかったとしても2日連続でお前を守ってやることはできない。
 役に立てなくてごめんな。」
アキラ先輩は何かを悟っていた。
今日自分が死ぬとわかっているようだった。

会議が始まった。
「タツキ先輩は人狼じゃありませんでした。」
きっぱりと話す。
「じゃあ、人狼は一体・・・?」
「お、俺が人狼だ。」
アキラ先輩が声を上げた。
「先輩は人狼なんかじゃない!!
 僕のことを助けてくれたじゃないですか!!
 先輩!!!」
どうしてそんな悲しいことを言うんですか?
犠牲者が増えていくじゃないですか。
先輩・・・・・。

「今日はアキラ・・・・か・・・。」


「ぐ、ぁ・・・っ」
タツキ先輩と同じように首をつられるアキラ先輩を僕は見ていることしかできなかった。

夜になった。
今日は頼れる先輩も居ない。
ギィィと扉の開く音。
僕にもお迎えが来たか。
「待ってましたよ。
 ××・・・・。」

~3日目~*Sou*

隣の家で朴が倒れていた。
無残な姿だった。
俺と先生は二人ボッチになってしまった。
「先生。 
 今日は二人きりで過ごしましょう。
 きっと、俺はケントさんを殺してしまう。」

とても楽しかった。
もう居ないけれど3人が居たらどれだけ楽しかっただろうか。
それが頭から離れなかった。

「今日は一緒に寝てくれませんか?」
「いいよ。」
「先生。
 愛してます。」
「俺もだよ、奏。
 おやすみ」
そういってキスをしてから同じ布団にもぐりこむ。


~4日目~*Kento*

朝、目が覚めると隣で奏が血まみれになって倒れていた。
もしかして、俺が人狼だったのか?
なんでだよ。
何で俺が・・・・・・。
奏を・・・・・。




『待ってましたよ。
 先生・・・・。』

END

終わり方が迷子。
ごめんなさい。
途中からざつですね。わかってます。ごめんなさい。

#日記広場:自作小説

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2015/05/03 21:50
…ヤバ…!
ドキドキして、誰が人狼だか分かんなかった…!
最後先生が人狼で、自分も分かってないっぽくて…
あぁぁぁぁぁぁ((
とにかく凄い!
雨ありがとう!←

先生と奏くん、ウィトっちとアキラさんとタツキっくか…なるほど、妥当だな…いいb((



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