悲しみの分岐点
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/05/18 11:05:26
あなたから去っていく私の背中を
どんな思いで見ていたのだろう
この心が泣いていたなんて
思いもしなかっただろう
でも涙が止まらなかった
冷たい態度をとった私を
あなたはなんて思ったことだろう
二人の間にひびが入ったと
不安に思ったことだろう
あなたのせいじゃなかったのに
取り戻せない時間
後戻りできない二人の時間
私はこのまま歩くしかない
あなたを振り落としたままで
もう幸せになれなと知りながら
どんなに影が恋しがっても
それは足元にしか映らない
去っていく私
立ったままのあなた
もう一つになれない暗闇の中で
その先に明かりがあっても
見えないかもしれない
だって振り返ってばかりの心
悲しみと言うベールに包まれて
身動きさえできないのに
こうするしかできなかった
遠くに去っていくことが分かってから
でも打ち明けられずに
私だけでよかった
悪者になるのは
いつか幸せになって
あなたにはその資格があるから
打ちひしがれたその先に
眩しい世界が待っていることを
私は願っているから
そして過去のことなど忘れていって
傷はいつしか癒えていく
でも傷つけた私は忘れない
こんなに愛した事実は
何ものにも乗り越えられないから
コメント、ありがとうございます。
影は自分の足元から離れて行かない。ただ自分の歩いて行く道に引きずられていくだけ。
影はここに残りたくても出来ない。
そんな気持ちがあると思います。よく使う手なんですけどねww
コメント、ありがとうございます。
え~~~、男性の方が引きずりやすいって言いますけどね~~~ww
それは足元にしか映らない」
相手に伝えたくても伝えられない切なさを感じます。
ぼくは、この節がせつなさを強く感じました。
でも男の人って2、3日でケロッと立ち直ってしまいそうな気も・・w