海自の潜水艦技術 NSC、豪政府への移転了承
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- 2015/05/21 07:26:19
政府は18日、国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を開き、オーストラリア軍の次期潜水艦をめぐる共同開発に関し、海上自衛隊の最新鋭「そうりゅう」型潜水艦の技術情報移転を了承した。豪政府は次期潜水艦の発注先として日本、ドイツ、フランスを対象に「競争評価」方式で選定を進めており、日豪政府間での共同開発に向けた検討を要請していた。
昨年4月に決定された防衛装備移転三原則では、日本と安全保障面で協力関係がある諸外国との国際共同開発・生産を認めており、今回で3例目。中谷元(げん)防衛相は18日、防衛省で記者団に豪政府への技術情報移転について「日豪両国の安全保障・防衛協力を新たな段階に引き上げるために協力していく」と強調した。
豪政府の選定作業は12月をめどに終了する見通し。日本が選定されれば、NSCが改めて共同開発を承認する必要がある。
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http://www.sankei.com/politics/news/150518/plt1505180041-n1.html