月の話 (1)
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/09/09 02:03:24
明日から、月へ行くことができるらしい。
ということで、しばらく月に関する話でもしようかと思います。
昔々、兎と猿と狐が居ました。3匹は仲良く暮らしていました。
3匹が集まるといつも話していたことは
「我々は、前世の行いが悪くて、こんな獣の姿になっているのだ。今からでも遅くない善行を施して、何かの役にたとうではないか」
ということだった。
それをお聞きになっていた帝釈天は
「なかなか感心な獣たちだ、折角だから良いことをさせてやろう」
と考え、一人のよぼよぼの老人となって3匹の前へ現れた。
獣たちは大張り切り、これで老人を助けて善行ができると喜んだ。
猿は、木に登り、木の実や果物を集めてきた。
狐は野山を駆け回り、魚介類を採ってくる。
けれども兎はなんの特技も持たないので、何も持ってこれない。
思い余った兎は、老人に目の前で焚火をしてもらい
「私は、何も持ってくることはできません、せめて私の身を焼いて、私の肉を召し上がってください」
そう言うなり、自ら炎に飛び込んで黒焦げになってしまった。
これを見た老人は、たちまち帝釈天の姿に戻って、3匹の獣に向かっておっしゃった。
「お前たち3匹は、とても感心なものたちだ、きっとこの次生まれ変わってきた時は、立派な人間として生まれてこれるようにしてやろう。特に兎の心がけは立派なものだ。お前の黒焦げの姿は、永久に月の中に置いてやるとしよう」
こうして、月の表面には、黒く焦げた兎の姿が残されることとなったとさ。
(インドの昔話)
なかなかみんながみんな、優しくはなれないでしょうね。
でもせめて自分くらいは他者をいたわれる人で居たいなぁとは思います。
でも 大人になってこうやって改めて読んでみると
考えさせられますね^^
兎は 自分にできる精一杯の事を 一生懸命考えたのかな。。。
自分を犠牲にしても 相手に喜んでもらいたいと思う気持ち。。。
みんながそうであったら もう少し優しい世の中なのかな って思いました✿
割と有名な、お話だと思ったのですが、初めてでしたか~
なかなか誰にでも出来ることではないと思いますよね。
ウサギが、月にいるのはなんだか。。。。
凄い勇気だったでしょうね。。。うさぎ
なんだか、心にしみ込みました♪
手塚治虫の作品は、かなり面白いですね。火の鳥とかは読んだことはあります。
ブッダは読んだことないのですが、今度読んでみたくなりました。ノポピーさんも、いい趣味してますね。
確かに、すごい勇気ですね。愛する人に、してあげられることが命を差し出すことしかないとしても
できるとは到底思えません。 小さな体に大きな勇気、いろいろ考えさせられますね。
確かに、それを目の前でやられて食べられる人はかなりの豪胆の持ち主ですね。
とはいえ、我々も命を貰って生きてるんですよね、目の前ではないにしろ。
こういう話を聞いてから見上げる月は、また少し違って見えるかもしれませんね。
餅をついてるように見えるか、焦げて見えるか、お国柄でしょうか?
ここまでの、自己犠牲出来る人はいないでしょうが、考えさせられますね。
誰かの為に、自らを滅してでも・・・。究極の愛情かもしれませんね。
そうですね、いつでも変われるチャンスはあるのかもしれません。
はなちゃんは、変わりたいことでもあるのでしょうか?
確かに、兎の行動は、なかなか理解できないですよね。
月には、行けなかったんですね、なかなか面白かったですよ。
確かに有名な話ですね。よく聞く話ですが、細かくはウロおぼえでした。
しばらくは続けますので、お楽しみいただけたら幸いです。
月のウサギに、こんな話があったんですよ。ウサギの自己犠牲は行き過ぎな気もしますけどね。
昔話は、意外と残酷な面がありますよね。
このお話しは、冒頭に出てきますね^^
ウサギみたいに自らの命を差し出せる勇気に改めて感動です・・・
「無理です、食べられません・・・」
とか思いました。
だからお月さまにはウサギが住んでいるのかぁ。
職場なのにウルウル(ToT)
いつでもそう思った時が初め時、遅くは無いいつからでもやり直せるって事なんですよね(・o・)
輪廻転生*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.:*・
月に行きたいなぁ~
幼き頃に読み聞かせられたお話し。
次の月に纏わるお話し、楽しみでございます。
昔話って考えさせられるものが多いなぁ・・・・。