記念日ではないけれど(コメ閉じ)
- カテゴリ:イベント
- 2015/05/30 16:30:56
今週のブログイベントのお題
>今回のカテゴリは「イベント」
>「イベント」カテゴリで
>「大切にしている記念日」についてブログを書いてみよう♪
大切にしている記念日、かあ。
あるような、ないような。
年に1度の記念日だけを大切にするより、毎日をまんべんなく大切にしたいw
今回のお題でふと思い出した、
何月何日かは忘れたけど、いつかここで書こうと思っていた、ある雪の日のこと。
まだこの話をここで書いたことはないと思うけれど、もし書いていたらすんません。
内容が内容なので、コメ閉じとさせていただきます。
というわけで、ある雪の日の夜。
7時過ぎに、家族がいつものように仕事から帰ってきたのですが
「ただいま」の代わりに
「外に人が倒れているけど、どうしよう」と。
「??? 外ってどこ? 玄関の外?」
「えーと...」
まるで状況が掴めないので、とりあえず上着を着て一緒に外に出てみたら
マンション建物のすぐ外、駐車場の端っこのあたりに
50代くらいの見知らぬおじさんが、仰向けに倒れていました。
発見者の家族はその頃、日々あった出来事をデジカメで撮るのにハマっていて
その日は珍しく雪が降ったから、帰宅後にあちこち写真を撮っていたそうです。
撮った写真を確認してみたら、倒れた人が写っていてぎょっとしたらしく。
おじさんがいたのは照明が当たらない場所で、暗い色の服で雪が積もっていたから
そこに人がいることがすごく分かりづらい。
もしかしたら、家族が発見する前に、近くを何人か通ったのかもしれないけれど
誰にも気づかれなかったのかも。
家族は困惑した感じで
「生きているみたいなんだけど、話しかけても返事はしないし..」
なので私が
「とにかく救急車を呼ばないと。呼べる?」
家族が携帯で救急に電話をかけている間、私はおじさんの肩をポンポン叩いて
「大丈夫ですか?」と声をかけてみると
おじさんは少し目を開けて、すごく小さな声で
「助けてください..」
よかった、生きているし、意識もある。
倒れている場所や状態からすると、
マンション階段の上のほうから落ちた可能性が高そう。
事故か、誰かに落とされたか、自分からかは分からないけれど。
耳や鼻からの出血はないけれど、足の向き..折れているのは間違いないだろうな。
家族は、救急車が来たらここに誘導するために、道のほうへ。
雪がさらに降り積もる中で、おじさんの服はしっとり濡れ、すごく寒そうだったけれど
脊椎損傷の可能性があるから、下手に動かすわけにもいかず。
とはいえ、何もしないのも落ち着かないので
おじさんの手の甲をさすさすさすりながら
「救急車を呼んだのでもう大丈夫ですよ、すぐ来るので頑張ってください」
みたいな感じで何度も声をかけ。
おじさんの手の甲は、すっかり冷えきっているかと思ったけれど、意外に暖かい。
待っていた救急車のサイレンの音が遠くから聞こえ始め、やっと到着。
救急隊員さんたちがおじさんを担架に乗せている間、
家族が別の救急隊員さんに状況を説明。
おじさんは、そのまま救急車で運ばれていきました。
その場に残された家族と私は、ようやく家へ。
夜10時過ぎに玄関チャイムが鳴り、出てみたら警察官さんたち。
おじさんの発見者として話を聞かせてほしい、とのこと。
なので、第一発見者の家族が
どこで倒れていたか、どんな様子だったのかとかを話し
発見場所を指さした状態で写真を撮られたりしていたみたいで。
(ちなみに家族は、おじさんが写った写真データはもう消していました)
私は、近くにいたもう1人の警察官さんに
おじさんはここの住人だったのかどうかを尋ねたところ、
「関係者なので教えますが、ここに住んでいる人ではないです。
「ここは(セキュリティ等なく)誰でも入れるようになっていますからね..」と。
あと、階段のいちばん上のほうを見上げて
「あの高さから落ちてよく..」のような独り言も。
なのでたぶん、自ら、だったんだろうなあ、と。
それっきり、誰からも何の連絡もないので
おじさんの詳しい事情、怪我の程度はどうだったのか、
その後はどうしているのか、とかはまったく分からないです。
ただ、
怪我が完全に治っていて、あの頃よりは状況がよくなっていて
今はどこかで元気でいてくれればいいなあ、と時々思い出して思ったりしています。
そういえば、だいぶ前によく読んでいたブログ。
http://blog.goo.ne.jp/clean110
さっき思い出して久しぶりに見たら、今も更新が続いていました。