見ないで下さい
- カテゴリ:30代以上
- 2015/05/31 09:52:42
夜の病院の廊下は昼に見るよりも ”遠く長く” 感じるかも知れません
闇とは言っても そこは病院ですから真っ暗ということはなくて でも
”病院以外ではあり得ない中途半端な闇”
という感じのあの廊下は 薄気味の悪い気がするものですよね・・・
祖父は死を待つ身だったと想います
当時二十代半ばだった私もそんな祖父に付き添って 病院に泊まり
込むことが何度かありました
『〇〇ちゃん 今晩はもう遅いから もう寝てしまいや 尿瓶のことな
んて 明日でええんやから』
『おじいちゃん 大丈夫! ちょっと行ってくるわな』
祖父はその時 なにかを感じたのかも知れないとは 後に想ったわけ
ですが・・・
トイレを出た後に ふと見慣れた廊下の先に目が行きました
(あれ? こんな時間に車いす・・・?)
エレベーターの前に 車いすの患者と看護師の姿がありました
(急患? こんな時間やねんから急患ちゃうよね・・・ 真夜中に何処
に行くん??)
と なにか ”普通ではない” という気がしました・・・しかも
(首が前に落ちてるやん! もしかして死んでるん? あ でも包帯
でぐるぐるに巻かれてるってことは 火傷とかだから生きてる??)
と ”普通ではない” と想いながらも それなりに冷静だった自分を
憶えております
好奇心に負けて 歩み寄って看護師に声をかけようとしたのですが
その時看護師がこちらに気がついたのでしょうか 振り返ったのです
顔は確かに見慣れた看護師さんでしたが その眼は
「見ないでください」
と言っているような眼でした・・・
そのまま祖父の病室に戻った私は その話を祖父にしました
『うんうん そやから ”やめときや” っていうたんやけどな』
と 祖父は言いました
あれは ”霊的なにか” だったのでしょうか?
その見なれた看護師さんには、その後お会いしましたか?
ぜひお話を聞いてみたいですねw
私は見えない体質?なので、ホラー映画など、大好物です♪
大学病院に勤めていた時は、その手の話を見える同僚から聞かせてもらってましたw
私も 入院してた時があったのでわかりますが 深夜の病院って怖いですよね( ;∀;)
ぐるぐる巻きの包帯 看護師さんの『見ないでください』って目が 霊的なものを感じます。
よく 尿瓶を落とされませんでしたねw